ファッションとメイクアップは、常に密接に関わり合いながら発展してきました。しかし今回、CFCL と SHISEIDO が取り組んだプロジェクトは、単なる色彩の共有にとどまりません。


CFCLがSHISEIDOと交差するとき。メイクの色彩をニッ...の画像はこちら >>
Courtesy of CFCL
CFCLは、色の組み合わせを自由に選んで仕立てるオーダーサービス「Personal Edition “Signature”」において、SHISEIDOとのコラボレーションによる限定カラーパレットを、2026年5月6日から7月31日まで展開します。今回のコラボレーションは、CFCLのランウェイショーやビジュアル制作において、継続的にヘアメイクアップを担当してきたSHISEIDOとの関係性を背景に実現したものです。

“メイクの色”を着るという発想
今回のために用意されたカラーパレットの着想源となったのは、「SHISEIDO カラー+グロウ エンハンサー」の9色です。CFCLのランウェイメイクにも使用されてきたカラーを、そのままニットウェアへと変換することで、メイクアップの色彩感覚が衣服へと拡張されています。

CFCLがSHISEIDOと交差するとき。メイクの色彩をニットウェアへと変換した“Personal Edition”
カスタマイズ例|POTTERY HS OFF SHOULDER SHORT SLEEVE DRESS ¥77,000(税込)
Courtesy of CFCL
ピンクやローズ、ベージュ、ラベンダーなど、肌のトーンや光の反射を意識した色彩は、通常のファッションにおけるカラーパレットとは異なるニュアンスを帯びています。それは“服の色”というより、“肌に近い色”と言ったほうが近いのかもしれません。

CFCLらしい“現代生活のための衣服”
CFCLは、「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」の頭文字をブランド名に掲げています。3Dコンピューター・ニッティング技術を軸に、時代に左右されないデザイン、機能性、環境配慮、サプライチェーンの透明性を追求してきました。

CFCLがSHISEIDOと交差するとき。メイクの色彩をニットウェアへと変換した“Personal Edition”
カスタマイズ例|POTTERY SHORT BELL SLEEVE FLARE DRESS ¥71,500(税込)
Courtesy of CFCL
今回の「Personal Edition “Signature”」もまた、その思想の延長線上にあります。グラフィカルな配色を自由に選び、自分自身の感覚に近い一着をオーダーするという行為は、“大量生産された服を選ぶ”という従来のファッション消費とは異なる体験を提示しています。

ファッションとビューティの境界線
近年、ファッションブランドとビューティブランドの協業は増えています。しかしその多くがパッケージやキャンペーンビジュアルに留まる中で、今回のプロジェクトは、メイクアップの色彩そのものをニット構造へ翻訳している点が興味深いところです。
特にCFCLの代表的シリーズ「POTTERY」における立体的なフォルムは、色のグラデーションや境界線をより際立たせています。

CFCLがSHISEIDOと交差するとき。メイクの色彩をニットウェアへと変換した“Personal Edition”
カスタマイズ例|POTTERY SHORT SLEEVE DRESS ¥77,000(税込)
Courtesy of CFCL
衣服が身体を覆うというより、光や色彩を纏うような感覚。そこには、ファッションとビューティの境界を横断しながら、“現代の身体性”を捉えようとする両ブランドの共通意識が見えてきます。

キッズラインまで広がる“パーソナル”
今回のラインアップでは、POTTERYシリーズのドレス、トップス、スカートなどウィメンズ11型に加え、キッズ3型も展開。さらにドレスとスカートでは、通常商品化されていないサイズも選択可能となっています。

“Personal Edition”という名前のとおり、このプロジェクトは単なるカスタマイズではなく、一人ひとりの身体や感覚へ近づこうとする試みとして位置づけられているようです。

INFORMATION
CFCL Personal Edition “Signature” × SHISEIDO

受注期間:2026年5月6日(水)~7月31日(金)
販売:CFCLオンラインストア

展開アイテム:
ウィメンズ11型
キッズ3型

完成品発送:注文から約3か月後予定
編集部おすすめ