歌舞伎俳優の市川染五郎が8日、東京・日生劇場で行われた主演舞台「ハムレット」(9~30日)の囲み取材に當真あみ、石川凌雅、横山賀三、梶原善、柚香光、石黒賢らと出席した。

 人間の苦悩を描いたシェイクスピア劇「ハムレット」を世界で活躍する演出家のデヴィッド・ルヴォー氏が現代的に演出。

デンマーク王子・ハムレットを演じる染五郎は「1か月の稽古で魂を吹き込んできたハムレットがようやく初日を迎えます。お客様が入って、初めて作品に命が吹き込まれる」。稽古の日々は「ルヴォーさんから受け取るものを整理していた。役者として、こんなに面白いことはないと思った」と振り返った。

 どう演じるのか、悩むこともあったが、「ハムレットもどういう選択をしたらいいのか、考えている人。演じる役者も、ハムレットと一心同体になってしまう。染五郎とハムレットが一心同体になって、お見せできるものが何なのか、探っていきたい」と意欲的。現代的な演出で、ルヴォー氏から「誰も見たことのないハムレット」と説明があると、染五郎は「ご覧になった方も新鮮に映るハムレットをお届けしていければ」と抱負を語った。

 また、ルヴォー氏から「歌舞伎座で染五郎さんが出演している歌舞伎を見た時、『何て知性のある俳優さんなんだ』と驚き、ハムレットにぴったりだなと思いました」と存在感を絶賛された。

 地方公演は6月5~14日に大阪・SkyシアターMBSで、同20~21日に愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホールで上演する。

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