日本野球機構(NPB)が、プロ野球で「危険なスイング」をした打者を退場などの処分対象にする方向で検討していることが8日、分かった。打者の手からバットが離れて他者に当たった場合などが「危険なスイング」に当たるという。

状況や回数などに応じて警告、退場の処分が科される。NPB・中村勝彦事務局長はこの日、オンライン取材に応じ、「理事会、実行委員会で(議題に)かける話かなと思います。詳しくは話し合ってから説明をさせていただきたいと思います」と明かした。

 11日に行われる12球団との実行委員会で議論される予定で、進展すれば今季途中から新たなルールが適用される可能性もある。

 4月16日に行われたヤクルト―DeNA戦(神宮)でヤクルトのオスナがスイングしたバットが手から離れ、球審の川上拓斗審判員(30)の側頭部を直撃。救急搬送され、集中治療室(ICU)で頭部の手術を行った。同30日に一般病棟に移ったものの、いまだ意識は回復しておらず治療が続いている。

 この負傷を受け、プロ野球では同18日から全試合で球審がヘルメットをかぶる運用が始まった。

 5月5日の楽天―日本ハム戦(楽天モバイル最強)では日本ハム・郡司の折れたバットが長川球審の頭部付近に直撃。ヘルメットを着用していたため、大事には至らなかった。

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