プロサーファーにとって日焼け止めは、パフォーマンスを高め選手生命を守るために不可欠なギアだ。
そこで愛用する日焼け止めとそのおすすめポイントを徹底調査!ぜひ参考にされたし。
「UVカット効果が長続きするから塗り直す面倒が省けます」
プロサーファー 小川幸男さん Age 36●千葉県生まれ。プロサーファーのふたりの兄の影響で10歳からサーフィンの道へ。19歳でプロテストに合格し、以降世界中のコンテストで活躍。「マーメイド&ガイズ」のサンスクリーン UVスティック クリア首の後ろや足の指先といった場所にも塗りやすいスティックタイプ。テクスチャーは水や皮脂、汗にも強いうえ、毛穴をカバーして目立たなくする効果もある。伸びが良くて塗りやすく、白浮きしにくい点も好評だ。SPF50 PA+++ 9.8g 2530円/マーメイド&ガイズ 03-4405-5998
「日焼け止めを塗るのはサーフィン前の儀式みたいなもの。小麦色の肌は好きなんですが、焼きすぎると、翌日カラダがぐったりして、パフォーマンスが落ちてしまいます」。そんな小川さんが6年間使い続けている日焼け止めがマーメイド&ガイズだ。
「日本のプロサーファーの意見をフィードバックしたブランドだけあって使い心地が抜群。特に気に入っているのは軽くナチュラルなつけ心地なのに、水に入っても落ちづらく、効果が長続きするところ。一度海に入るとあとで塗り直すのは面倒ですから。
落とすのが大変そうと思うかもしれないですが大丈夫。
かさばらないコンパクトなパッケージもツアーの多いプロサーファーにとってアドバンテージだ。
「地球環境へ及ぼす影響を考えた日焼け止め選びを」

ブランド独自の水コロイド(吸水性ポリマーヒアルロン酸)が角質層にまで潤いを届けつつ、近赤外線から肌を保護。アスタキサンチンやビタミンC誘導体などの美容成分も配合され、肌にみずみずしさや健康的なツヤを与える。SPF30 PA+++ 30g 3080円/ボルケイノ 042-226-9957
キャリア29年目を迎えたレジェンドサーファーが日焼け止め選びで最も気にするのは、何をおいても環境への影響だ。
「サーファーが密集するポイントや混雑した海水浴場では、肌から流れ出る日焼け止めだけでも環境破壊につながります。
僕のいるハワイでは、州の法律によってサンゴ礁などの環境に悪影響のない原材料の日焼け止めしか販売できません。日本の皆さんもそういう意識を持って日焼け止めを使ってほしい」。
日本生まれのエスぺリンダはそんな脇田さんが認めるブランドだ。
「紫外線吸収剤やパラベン、無鉱物油といったケミカルな原材料を使わず、水コロイドというヒアルロン酸の一種が紫外線をカットしてくれます。今後こういうブランドが増えてくれればうれしいですね」。
「UVケア×スキンケア効果の一石二鳥が決め手」

神奈川県藤沢市の人気セレクトショップがプロデュースしたスティックタイプの日焼け止め。高SPF、ウォータープルーフの機能性日焼け止めにはアボカドオイルやアルガンオイル、ダイズイソフラボン、セラミドなどのスキンケア成分もたっぷり配合されている。SPF50+ PA++++ 10g 3300円/ロンバス 0466-65-3769
プロサーファーでありながら、モデルとしても活躍している金尾さんはスキンケアには人一倍気を使う。
「以前バリ島にサーフトリップに行ったときのこと。ホテルに日焼け止めを忘れてそのままサーフィンをしたら、ほんの一時間で顔が真っ赤に……。紫外線の恐ろしさを思い知りました」。
「使い始めて4年ほど。スティックタイプだから、焼きたくない目の周りなんかにもピンポイントで塗れるんです。保湿成分がたっぷり含まれているため、肌もしっとり潤いますし、ビーチピンクのカラーには肌の血色を良く見せてくれる効果もあるんです。
ムスクやサンダルウッドの上品な香りも最高。塗らなきゃ! というより、塗りたくなる逸品です」。
「目には沁みないけど使い心地の良さは心に沁みます」

神奈川県鵠沼生まれのスキンケアブランドが開発した日焼け止めは、ベタつかないクリームタイプ。ウォータープルーフでノンケミカルだから、海を愛するものから好まれる。
プロサーファーとして活動を始めて20年、昔も今も日焼け止め選びで重視するのは“目に沁みないこと”。「幼い頃、目に入ってすごく痛い思いをしたのが記憶に残っていて……。今でもこの点が第一条件(笑)」。
現在はサーフ時も普段もディーパックスの日焼け止めクリームを愛用。「目に沁みないし、肌なじみも良くてつけ心地も軽い。おかげで日焼け止めを塗るストレスから解放されました」。
中浦さんは海外でのサーフィンなど特に日差しが強いときにはある裏技を使う。
「このブランドにはスティックタイプの日焼け止めもあるんですが、クリームと重ね塗りするとさらに効果的。以前、日陰がまったくないインドネシアのビーチにみんなで2週間ほどサーフトリップに行ったんですが、僕ひとりだけ皮が剥けずに済みました(笑)」。
