レビュー

「1番はじめに読むお金の教科書」として知られる名著『金持ち父さん 貧乏父さん』。1997年にアメリカで発売されてから30年近く経ついまも売れ続け、全世界でシリーズ6600万部、日本でも450万部を突破している。

本書は「金持ち父さんシリーズ」の原点でありながら、2025年に改訂版として刊行された最新版でもある。
著者のロバート・キヨサキ氏は、9歳のときに友人マイクの父である「金持ち父さん」と出会う。周囲の人には“金儲けの達人”と呼ばれていたが、当時は経営者として自分のビジネスの土台を築いている最中で、まだ裕福ではなかった。著者は「金持ちになる方法」をマイクの父に聞きに行く――そこから物語は始まる。
本書では、主に子どもである著者に向けて、金持ち父さんの教えが語られる。そのため説明はシンプルでやさしく、特別なお金の知識がなくても理解できる。世界中で長く読み継がれている理由は、ここにもあるだろう。
本書にはお金に関する重要なことが数多く示されているが、その1つが「金持ちと貧乏を分けるのは稼ぎの額ではなく、自分のためにお金を働かせているかどうか」である。いい会社に入って高い給料を得ても、「それだけでは本当の金持ちにはなれない」と著者は断言する。その理由は要約本文に譲るが、あまりに本質を突いていて納得感しかなかった。
お金の基本を学ぶのに、これほど最適な本はない。ぜひこの機会に、名著中の名著を味わっていただきたい。

本書の要点

・頭の中の考えがその人を作る。金持ちになるか貧乏になるかを決めるのは、稼ぎの額ではなく、考え方や行動の仕方である。
・金持ちになりたければ、お金について学ばなければならない。特に「キャッシュフロー(お金の流れ)」と「資産と負債の違い」への理解は必須である。
・「本当の金持ち」とは、給料に依存せず、資産からのキャッシュフローで毎月の資産をまかなえる人である。そのためには自分のビジネスを持ち、お金に働いてもらうことだ。



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