“多目的トイレ不倫”で世間を騒がせた、アンジャッシュ渡部建(52)が14日「チャンスの時間」(abema)に出演、「やり直し会見」が話題になっている。内容は多目的トイレでの不倫騒動が起きた当時の会見会場にタイムリープした設定で、コロナ時代の飛散防止ガードを着用。

スキャンダルを笑いに変えたバラエティーで、「復帰する番組は決めている?」との質問に、「『王様のブランチ』、『FNS歌謡祭』この2つは確実に戻りたい」「もともと僕がやってた番組なんで、ふたつは絶対戻りたい」とほぼ本心ととれるコメントでウケをとった。
 
 妻の佐々木希(37)は、7月放送の「1周回って知らない話」(日本テレビ系)に出演し、渡部の件を「いまだに許してない」と語り、これもまた、「今回の騒動とかけまして?」と謎解きをふられ、「今回の騒動とかけまして、新幹線と解きます。その心は、のぞみが一番」と回収した。


 渡部は「トークサバイバー」(Netflix)の身を削った笑いで話題になり、11日放送の「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)では、仙台からの帰りに加熱式の牛タン弁当を食べていたら写真を撮られ、生意気だと書き込みされたことを明かし「待って俺、5年経ってるんだから。加熱弁当は許してよ」と語るなど、いまや笑いに変えつつある。


「渡部さんは会見をフックに自らイジリやすいようにふるまっていて、立ち回りがうまい。松本人志中居正広も姿を消してそのままだから、ネット番組に復帰してもいじりにくい。グダグダでも会見をしたおかげで笑いに変えることができている。フルボッコでも会見を開いたから道が開けた」(芸能関係者)という肯定的意見、肯定コメントもある。


 しかしながら、すべてが肯定とも言いがたい。芸能リポーターの川内天子氏はこう言う。


「佐々木希さんが『いまだに許していない』と言ったことで、世間も容認する方向になりつつあったのに、笑いに変えるのは、被害女性と妻の佐々木さん、お笑いに対する冒涜だと思います。

被害女性の心の傷は5年経っても変わらないし、世の女性の反感は変わりません。笑いでみそぎが済む内容ではない。もっと違う形でテレビに出演すべき」


 厳しい意見も飛び交うが、何があってもビジネスチャンスに転じてきた渡部。次なる著書は「会見するチカラ」か。


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 結局、渡部建は禊(みそぎ)を終えられるのか? 関連記事【もっと読む】渡部建の不倫騒動から5年…地上波復帰の“ウルトラC”はあるのか? レギュラーいまだチバテレのみ…では、長い時間が経ったにもかかわらず、いまだ関東の一部ローカルテレビ止まりの本人の現状について伝えている。


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