冷たいバトルがキタッ~!? 文芸評論家の三宅香帆氏が5月8日、Xで「こっちを舐めてんなと思う行為をした人のこと、表立って反応はしないけど、一生名前は忘れねえぞと心の中に誓っている2026ジャパン」「自戒もあるけどリスペクトがないのは一番よくない、人間」と突然、怒りをぶちまけた。一体、何があったのか。

芸能記者が話す。


「前日にみちょぱ平手友梨奈白石麻衣などのモノマネで知られる美人芸人のみほとけが三宅さんのモノマネショート動画をアップしていました。『もしも文芸評論家の三宅夏帆さん(※編集部注:正確には香帆)が薄いことしか言わなかったら』『秋元康の歌詞をありえない角度で評価する三宅香帆』というお題で、デフォルメしたメークで話しています」


 三宅氏は怒りの対象を明示しておらず、何が「舐めてんなと思う行為」にあたるのかは不明だ。しかし、時系列で考えると、みほとけのモノマネが逆鱗に触れたと考えられても仕方なく、Xではリプライや引用投稿でそのような声が上がっている。


「仕事や私生活で何かあったのかもしれません。ただ、不明確な発信をすれば、どうしても憶測を呼んでしまう」(同前)


 モノマネ芸人の出現は有名人になった証だろう。三宅氏は著書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」「考察する若者たち」などが大ヒット。昨年のNHK紅白歌合戦では審査員を務めるなど、出版界の枠を越えて活躍している。


■リスペクトがある「愛のあるイジリ」は存在するのか


「この件で、織田裕二山本高広を思い出しました。2008年、山本が世界陸上のキャスターを務める織田のモノマネで大ブレーク。しかし、織田の事務所が“モノマネ禁止令”を出したと報じられました」(ベテラン芸能記者=以下同)


 08年12月9日号の週刊誌『FLASH』によれば、事務所が某民放キー局に「今後貴局放送において、山本氏をはじめ織田の物真似をパフォーマンス内容とするタレントを使用した番組企画をする場合には(中略)当社の承諾を得ていただきますように、強く要望する次第です」と抗議文を送ったという。事務所は「マネされる本人のイメージを尊重するようなルール作りをお願いしたもの」と文章の存在を半ば認めていた。


 直撃された山本は「ショックです…。織田さんは尊敬している芸能界の大先輩ですし、僕自身、昔から織田さんの大ファンなんです」などと神妙な面持ちで語ったという。


「あの騒動では、織田に『器が小さい』などの批判が出たこともあってか、山本のモノマネは継続されました。その後、事務所は『うちの織田を傷つけるような発言などに気をつけていただければ、大丈夫です』という趣旨のコメントを出したそうです。織田側の抗議文は行き過ぎたとも言えますが、『著名人はモノマネされても不快に思ってはいけない』というのもおかしな話。山本がどこかのタイミングで挨拶に行っていれば、感情を害さなかったかもしれません。実は、モノマネに関しては、“挨拶の有無”が最も大きいんです。ただ、関係性を持つと、芸人が及び腰になってしまう可能性が出てくる」


 どういうことか。


「本人と面識がないから好き勝手にやれて面白くなるという点がある。今回のみほとけのマネも、知り合いじゃないから、笑えるネタになった面はある。コロッケが野口五郎に『歌の途中で鼻くそを食べてもいいでしょうか』と事前に聞きに行けば、事務所はNGを出したでしょう。あれは、野口の器の大きさが欠かせないし、コロッケの芸人としての能力の高さがモノマネを認めさせる結果になった」


 モノマネされる著名人の不快な気持ちを和らげる“挨拶”は必要なのだろう。

だが、芸人がお伺いを立ててばかりいたら、安全でつまらないモノマネになってしまう。実に、難しい問題である。


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 山本高広は“結石”で命を落としかけたものの、今も健在。関連記事【独白 愉快な“病人”たち】『ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る』も必読だ。


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