「金曜日の妻たちへⅢ・恋におちて」
(1985年/TBS系)
◇ ◇ ◇
電電公社が民営化でNTTとなった1985年。阪神フィーバーに沸いたこの年は、新聞に「ポコチン」という4文字が堂々と毎週のように出ていた年でもある。
スーパーアイドル・ミポリンになる前夜、当時14~15歳の中山美穂が“Aカップのツッパリ少女”を演じ、思春期の“性”にストレートに切り込んで中高生男子に大人気。サブタイトルに例の4文字が多用されたこのドラマは、1月から3カ月、お茶の間に気まずさを振りまいた。
さらに同じ年の12月に第2シーズンが始まり、年またぎで翌年3月まで放送される、いろんな面で今では考えられない編成だった。紅白の裏でも普通にレギュラー回をやって視聴率8%を超えたんだから、凄い。ある意味、この年の代表的ドラマと言ってもいい。男子中高生が夢中になる一方で、親世代は眉をひそめていたのだが。
そして、その親世代が夢中になっていたのは、不倫を描いた“金妻”だった。83、84年とTBS系金曜夜10時枠で放送され、この年は「金曜日の妻たちへⅢ・恋におちて」。当時の東京の新興住宅地を舞台に繰り広げられる30代後半から40代のオトナの恋模様。
篠ひろ子の夫役が古谷一行で、パート1では妻役だったいしだあゆみと不倫関係。パート2で篠ひろ子の夫役だった板東英二の今回の妻役は、パート1で竜雷太の妻役だった小川知子。
当時大学5年だった僕は、14インチのテレビで時々見ていた(まだビデオデッキも持ってなかったし)。ブラウン管に映るオトナたちの禁断の恋に、気持ち悪さと少しの憧れが同居していたのを覚えている。
ちょうど入社試験に行く前。丸井で買ったコムサのスーツ、襟が小さい白シャツにネクタイを結び目小さくきゅっと締めているときに脳裏に流れたのは、ダイヤル回して手を止めた主題歌のイントロだった。気分は人妻のノロ(森山良子)と恋におちる奥田瑛二。いや、篠ひろ子や小川知子の色気のほうがソソられたんだけど、男として目指そうとしたのは奥田瑛二だったんだろうな、あの頃は。
その試験で入った会社を1年足らずで辞め、後にテレビ誌記者となった僕は、「金妻」のプロデューサーだった飯島敏宏氏があの“バルタン星人”の生みの親の一人だったことを知る。そして脚本の鎌田敏夫氏がこの翌年に、僕が“元祖トレンディードラマ”と思っている「男女7人夏物語」を書いたことも。
だとすると、90年代に花開くトレンディードラマの遠い親戚にバルタン星人がいる……んなこたぁないか。
(テレビコラムニスト・亀井徳明)

![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)




![VVS (初回盤) (BD) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51lAumaB-aL._SL500_.jpg)


