【ネオ・この有名人の意外な学歴】#2


 佐野勇斗(M!LK)


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「旧ジャニーズを凌駕する勢い」(制作会社ディレクター)といわれるM!LK。今年のセンバツ高校野球の入場行進曲に「イイじゃん」が起用されるなど、今もっともノリに乗っている男性アイドルグループだ。

その人気を牽引した最大の功労者が佐野勇斗(28)である。朝の連ドラ「おむすび」(2024年度後期)でヒロイン(橋本環奈)の相手役に抜擢され、グループの知名度を全国区に押し上げた。


 愛知県岡崎市で生まれた佐野が芸能界入りしたのは本人より母の思いが強かった。「勇斗はアイドルになるんだからね」と言われながら育った。


「これだけかわいいのだから、うちの息子は絶対スターになると母親が盛り上がるのはよくあるパターン。かつてのジャニーズがそうだった」と話すのは旧ジャニ事情にくわしい女性誌記者だ。


 とはいえ、佐野がそのままアイドルを目指すことはなかった。地元の公立小学校に通う佐野は文武両道を地で行く優等生タイプだった。サッカーに熱中する一方で成績も良かった。1年の時から習いだした書道は現在、6段の腕前。さまざまな場面でその達筆を披露し、称賛を浴びている。


 学校ではリーダーシップも発揮。

小学校高学年になると学級代表、公立中学では生徒会の書記に選ばれている。


 中学の時の将来の夢はYouTuber。その後、男子中学生の間で人気上位の職業となっていくが、当時としてはまだめずらしかった。時代を先取りする能力に秀でていた。幼い頃、アイドルになるように言い聞かされていたことをすっかり忘れていた佐野だったが、そのチャンスが突然訪れる。中3の時だった。男性タレントの登竜門「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に母が応募していたのだ。入賞はできなかったが、プロダクションの目にとまり、2年後M!LKとしてデビューすることになった。


 高校は県立岡崎西に進んだ。「岡崎市は特に教育熱心な地域」と話すのは県内の学習塾経営者。


「同市には愛知御三家の岡崎高校(他の2校は東海と旭丘)があり、岡崎西は進学実績では及ばないものの、土曜講座を設けるなど、指導に熱心で人気も高い」という。


 1年の夏休みには交換留学制度を使い、ニュージーランドで3週間のホームステイを体験。

これをきっかけに英語力も見違えるようにアップした。2年前には同国政府観光局から女優の上野樹里とともにキャンペーンアンバサダーに任命されている。


 高3の2学期になると、M!LKの活動を半年間、休止した。受験勉強のためだった。「昔のアイドルでは考えられないが、近年は学業優先が当たり前になっている」と前出の女性誌記者。佐野は猛勉強の末、明治学院大英文学科に合格した。


 5月半ばにはニューヨークでグッチのファッションショーに参加。映画「トイ・ストーリー5」の日本版で声優にも挑戦するなど、積極的に活動の幅を広げているだけに、今年は大きな飛躍の年になりそうだ。


(田中幾太郎/ジャーナリスト)


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