『まだ使えるから』という理由で、長年同じエアコンを使い続けていませんか。
しかし、壊れていなくても節電や突然の故障のリスクを考えると、買い替えを検討したほうがいいのではないか、と悩む人もいるでしょう。
本記事では、エアコンの寿命や買い替えのタイミング、最新モデルの節電効果について、東芝ライフスタイル株式会社(以下、東芝ライフスタイル)に聞いてみました。
メーカーがすすめる買い替えのタイミングは『10年が目安』
東芝ライフスタイル製のエアコンの場合、設計上、約10年の使用を想定して開発されています。これは標準的に使用し、安全に使える年数を指したものです。
※写真はイメージ
また、修理に必要な部品は一部を除いて製造終了後も10年間は保有されますが、保有期間がすぎると部品が入手できず、修理できない可能性があります。
不具合がなくても10年目を経過したタイミングが、買い替えを検討する時期といえるでしょう。
20年前のエアコンと最新モデルの電気代の差は意外にも大きい
20年前のエアコンと最新モデルとでは、消費電力に大きな差があります。
同じクラスのモデルで比較すると、電気代に明確な違いがみられました。
画像提供:東芝ライフスタイル株式会社
例えば、2006年製と2026年製で比較すると、以下のような違いがあります。
【ハイエンド機種(14畳タイプ4.0kWクラス)】
・年間消費電力量:約293kWh削減。
・電気代に換算すると:年間約9,100円の差。
【スタンダード機種(6畳用タイプ、2.2kWクラス)】
・年間消費電力量:約140kWh削減。
・電気代に換算すると:年間約4,300円の差。
※写真はイメージ
エアコンはパワーが必要な大部屋向けほど、最新技術による省エネ効果は高いといえるでしょう。
使用頻度や環境によって電気代は変動しますが、20年前のエアコンを使い続けることは、年間数千円もの電気代を余分に払い続けることになるかもしれませんね。
※・エアコンの使用条件によって結果は異なります。
・期間消費電力量はJIS規格(JIS C 9612:2005)に基づき計算された値です。
・電気代の目安は、電気料金目安単価31円/kWh(家電公取協調べ)で計算しています。
古いエアコンを使い続けるのは故障や環境へのリスクにつながる
20年以上使用したエアコンは、突然故障するリスクがあるとのこと。
さらに経年劣化により外装や内部の樹脂部品などが傷み、水漏れなどのトラブルにつながる可能性もあるそうです。
※写真はイメージ
さらに、見落とされやすいのが環境面のリスク。
2000年代半ば頃まで製造されたエアコンの多くは、オゾン層に影響を与える冷媒が使用されていました。
そのため、経年劣化で冷媒ガスが漏れると、知らないうちに環境負荷を増やしてしまうかもしれません。
一方、現在のモデルではオゾン層を破壊しない冷媒に切り替わっており、環境面に配慮されています。
最新機種の電気代以上のメリット
最新のエアコンのメリットは、電気代の削減だけでなく、時代のニーズに応えた機能が充実していることです。
・空気清浄機能:感染症対策の意識の高まりを受けて開発された機能。
・省エネ運転機能:センサーで人を検知し、自動的にパワーを抑えて省エネ運転してくれます。
・IoT(アイオーティー)機能:インターネットにつなぎ、スマホから操作できる仕組み。
画像提供:東芝ライフスタイル株式会社
20年前のエアコンを使い続けることも可能ですが、性能や安全面には大きな差があるようです。
電気代や故障リスク、快適性を踏まえて、一度見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
[文・取材/ブリジア 構成/grape編集部]

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