2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(73)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1,320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!
【Q】「妻が家事をしなくなっています。
【A】「オレの得意料理はカレーライスとライスカレー」(蛭子能収)
今どきの旦那がどこまで家事をやるべきかわかりませんけど、そもそも、よその家とあまり比べないほうがいいですね。モヤモヤするだけですよ。適切な家事は、その家の奥さんが怖いかどうかで決めればいいですよ。
そういえば、ここ何日かのオレは、女房が誰だかわからないときがあったようで、さっき「私は誰? 私は何?」と怖い顔で問い詰められました。すごく緊張しましたが、なんとか名前と「嫁さんです」と正解が言えました。
家事は女房に任せきりで頭が上がらないから、もっと家事を手伝おうと思っています。(マネージャー「蛭子さん、家事できるんですか?」)昔は、オレが好きなカレーライスとかライスカレーを作っていたと思いますけど。(マネージャー「カレーライスとライスカレーは何が違うんですか?」)
なんやったっけ? たしかカレーライスのほうがちょっとおいしいです。とにかくカレーライスとライスカレーを交互に毎日作れば、女房も喜んでくれるはずです。