関東に台風16号が最接近した10月1日の夕方。豪雨のなか、都内のある寺に姿を見せたのは相葉雅紀(38)。
そんな天候とは裏腹に、相葉は終始リラックスした様子。長い時間をかけて準備をしてきた“大仕事”をこの3日前にやり遂げた達成感がにじんでいるようだったーー。
9月28日、ジャニーズ史上初となるグループ内で同時に結婚を発表した相葉と櫻井翔(39)。
お相手はそれぞれ長年交際を続けていた一般人女性で、入籍はすでに済ませているという。
ついに“運命の人”とゴールインした櫻井と相葉。異例の同時発表という道を選んだ2人だが、そこにいたるまで入念な下準備をしてきた。
「実は同時発表は櫻井さんの発案。相葉さんやスタッフと何度も打ち合わせを重ねたそうです。また発表した9月28日は縁起がいいとされる一粒万倍日と大安が重なる最高の開運日。生前、グループのデビューなど重大発表を行う際には開運日を選んできたジャニー喜多川さんの影響もあるのかもしれませんね」(芸能関係者)
櫻井が今回のW婚に動きだす契機となったのは1年4カ月前にさかのぼるーー。
「初めての緊急事態宣言が明けた昨年5月末に、櫻井さんは都内の高級ホテルでBさんの家族との両家顔合わせを行ったそうです。
顔合わせを行い、くっついたり離れたりの関係に“ケジメ”をつけた櫻井。そこから今回の発表まで時間をかけた背景には、ファンへの“贖罪”があると、2人と親しい音楽関係者は指摘する。
「’19年11月に二宮さんが結婚しましたが、嵐が活動中の発表ということもあって、会見で二宮さんは『(メンバーに)迷惑をかけてしまって大変申し訳ない』としきりに謝る事態に。ショックを受けるファンも少なくありませんでした。
メンバー間でも、’20年末の活動休止に向けてグループ一丸となっている時期での発表には賛否が分かれ、松本さんと大野さんは二宮さんへのお祝いコメントを出しませんでした。一部では二宮さんと松本さんの不和まで報じられ、ファンに不安を与えたことを櫻井さんと相葉さんはとても気にしていたそうです。
当時、櫻井さんも相葉さんも活動休止後に結婚することを視野に入れていました。それだけに自分たちを応援し続けてくれた“ファンからも祝福を受けられるように時間をかけて準備しよう”と誓い合ったといいます」
■五輪サポーター就任にあった結婚の“布石”
それから、活動休止まで私生活を封印して嵐を全うした5人。
しかし、コロナ禍によって東京五輪が1年延期し、グループで就任していたNHKの東京五輪・パラリンピックの放送スペシャルナビゲーターを5人そろって務めることはかなわぬ夢となってしまった。
その任を引き継いだのが櫻井と相葉の2人。そこにも、W婚への“布石”があったという。
「活動休止後、すぐに結婚を発表することもできたと思いますが、櫻井さんと相葉さんはあえてしなかった。“嵐としてやり残したことをきっちり終えてからファンに報告しよう”という思いがあったのでしょう。
ほかのメンバーには以前から結婚の意思は伝えていました。9月に発表するタイミングは6月半ばに正式に伝えたそうですが、誰からも異論は出なかったといいます。また、そろって発表したことで、W婚に“嵐愛”をファンが感じ、より祝福しやすくなりました。ここまでファンに配慮した結婚発表は見たことがないですね」(前出・芸能関係者)
メンバー5人のうち3人が結婚した嵐。残る2人はというと、今年4月に本誌はアラサーの一般人恋人と京都旅行を楽しむ大野を目撃したが、近年、松本の恋愛話は一向に聞こえてこない。
「年末に映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』、来年1月から主演連ドラ、さらに再来年からはNHKの大河ドラマ主演を控えるなど、今の松本さんは完全に“仕事が恋人”モード。
俳優業だけでなく、エンタテインメントのすべてを教わったジャニーさんの遺志を引き継ぐべく、今年の春から学びたい後輩たちを対象に“演出講習会”まで開いているそうです。すでに数回開催したといいます。松本さんが結婚を考えるのはまだまだ先になりそうですね」(前出・音楽関係者)
それぞれの生き方を選ぶ5人。しかし、活動休止中も嵐ファンに向き合い続けることだけは、徹底して共通しているようだーー。