【前編】7ORDER 激動の3年で語る感謝「ハッピーの原点に立ち戻りたい」から続く

「7ORDER」が5月22日に結成3周年を迎える。

「ハッピーをみんなで作り上げていく」をモットーに、プロジェクトを始動したのは2019年。

歌やダンスやバンドなど、ジャンルにとらわれないそのパフォーマンスは多くのファンを魅了。近年は個人での活動も精力的に行うなど、さらなる広がりを見せている。

2021年1月には1stアルバム『ONE』とLIVE Blu-ray/DVD『UNORDER』をリリースし、メジャーデビューを果たす。11月からは初のホール、アリーナツアーを開催。8万5,000人を動員するなど、飛躍の1年となった。

そして今年5月21日と22日には、3周年感謝祭「燦参七拍子」を幕張メッセで行う。この3年、彼らはどう変わったのか。リハーサル現場でメンバーへのインタビューを行った――。

安井謙太郎)「個人でやることとグループでやること、そのバランスを探りながらやってきたので。僕たちらしいバランスをまだまだ探っているという感じでしょうか? 1年前から成長したと思うところは、なかなか自分だと言いにくいですね(笑)」

真田佑馬)「安井さんが成長したところは、リーダーとしての自覚でしょう」

(安井)「ハハハ(爆笑)。最近、自覚が出てきたかも」

(真田)「この前、久々に7人でご飯食べたんですよ。支払いのときに“男気じゃんけん”で決めようってことになって。

みんな『絶対に自分がじゃんけんに勝って支払わなきゃ』と思っている風なんですけど、実際はそんなことなくて。でも安井さんだけは『リーダーとしての貫禄を持ちたい!』という意志が見えました(笑)」

(安井)「たしかに、めちゃくちゃご飯は奢っています(笑)。それもただ『奢るよ』じゃなくて、ちゃんとじゃんけんで勝って奢っています。“勝負強さ”かな」

――長妻怜央さんは、ゲームで安井さんに負けて副リーダーになったんですよね?

(安井)「彼はずっとリベンジ狙っているんですよ。だから3周年目以降も僕がリーダーなのかは、争いながらです」

――ということはリーダーのチェンジもある?

(長妻怜央)「(チェンジは)あります!」

(真田)「長妻だけがリーダーになりたがっている(笑)」

(長妻)「グループを変えたいです」

――どんな風に変えたいのでしょうか?

(長妻)「とにかく、モノマネでいきます! モノマネを極める者たちになります」

(安田)「やめてくれよ~(笑)」

(全員)「ハハハ(爆笑)」

(長妻)「モノマネ育成グループにしたい。僕がプロデュースします!」

森田美勇人)「バラエティ色が強くなりそう(笑)」

――長妻さんは誰のモノマネをやるんですか?

(長妻)「僕が最近やったのは、武田鉄矢さんのモノマネをする三浦翔平さん」

(真田)「濃いね」

(長妻)「テレビ見てたら三浦翔平さんが武田鉄矢さんのモノマネをしていたんですよ。『こんにちは~。あ~綺麗ですね』(※モノマネを披露)ってやってたんですよ。その前は……」

(安井)「もういいよ!」(笑)

■「浴びるようにお酒を飲まなくなった」

――長妻さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(長妻)「去年はツアーを3回やらせてもらったんですけど、ちょっとずつライブに慣れてきたのかなと思います。

楽器に触れる時間が多く、『どういう風に自分が見えているのかな』というのを映像で確認するのが楽しかったり。より客観視できるようになったと思います」

――では将来の夢、やってみたいことは?

(長妻)「音楽とふれあう時間が多くなったので、音楽的な表現がもっとできるようになれたらと思います」

――諸星翔希さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(諸星翔希)「あんまり緊張しなくなりました。今までは正直、けっこう緊張していたんです。

でも、その緊張をコントロールできるようになったというか。どっちに転んでも結果はオーライだよって。ミスったらどうしよう……とは思わなくなりました。

今まではフレーズを決めてやっていたんですけど、去夏のツアーから全部アドリブでやってみようかなと思って。当然、毎回違うんです。でも『ちょっと違ったな』と思うこともありましたけど、後悔はせずに『次に進める』という考えに変わりました。

アドリブって、簡単にはできないですね。自分の殻を破る感じです。でもアドリブに踏み込むときは怖かったんですけど、『5年やったし、やるしかない!』と思っています。

将来の夢は……そうですね。ジャズとかファンクとかソウルとか好きなのでので、夢はブルーノート東京でソロライブができるようになれたらって思いますね」

――森田美勇人さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(森田)「健康に気を遣うようになりました。それまでは浴びるようにお酒を飲んでたんですけど、飲みすぎないよう気をつけるようになりました。

ハイボールだと、どれだけでも飲んでしまう」

(全員)「ハハハ(爆笑)」

(森田)「お酒はやめてないんですけど、1年前とかは本当に朝まで飲んでいたので」

(全員)「ハハハ(爆笑)」

(森田)「それをやめました。これ以上飲んでいたら、いつか体壊したり、何か起きるんじゃないかと。たとえばカラオケで酔いすぎて、目が見えなくて。手に取ったものを飲んでいたら、デンモクだったんですよ。それがなくなりましたね。僕がそんな感じで酔っ払うときはたいてい、メンバーが横にいます。

また、髪型は定期的に変えていますね。最近は金髪が続いたので、しばらく黒髪で行こうかなと。

将来の夢は、僕は表現することが好きでアートとかファッションとかのお仕事がしたいですね。ファッションでいえば、白シャツが好きで探しています。古着も好きです。古着屋さんを回ったりもします。

デニムとか、100本くらい持っています。最近ゲットしたのは、リーバイスのデットストック。昔のものが新品のまま残っていて、手に入れたときはテンションが上がりました。

『LIFE』という曲のプロモーションビデオを撮影するときに、スタイリストさんが持ってきて下さったものが素敵で。すぐ購入しました。本当は十数万くらいすると思うんですが、安く譲ってくれて。YouTubeでも披露しています」

■「カレー作りと音楽作りは似ている」

――阿部顕嵐さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(阿部)「僕はコレクションすることが好きなんですけど、さらにそれが加速しました。スカーフも集めてますが、最近はお皿ですね。パッと見で、これいいなと思ったら買っちゃいますね。高額な商品のゾーンが奥にあったりして、そこも見るんです。

アンティークを扱うお店とかフリマとかけっこう行きます。気にいったお皿は額縁に入れて使わず飾ります。

新品でも気に入ったら2つ買って、1つを飾ります。物であふれてしまうので、近くに6畳くらいのトランクルームを借りました。いつかは、同じマンションの別の部屋とか借りれたらいいですよね。時々、コレクションを見に行けるし」

――萩谷慧悟さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(萩谷慧悟)「これまでやったことがなかった声優をやらせていただいたり、ソロ写真集を出させていただいたり、新しいことにチェレンジできた1年でした。全部鮮明に残ってます。

新しく挑戦した仕事っていうのは、その世界に踏み込んだ時点で『ああ、こういう世界なんだ』と勉強になります。声優に関しては、以前からレッスンを受けていて。オーデションを受けさせていただいたんですけど、新鮮でしたね。もともと声優のお仕事には興味があったんです。昔から、アニメとかサブカル系が好きでした。

ドラムは中学2年くらいで始めましたが、昔はガチじゃなくてストレス発散程度でした。趣味みたいな感じです。

好きなJポップの曲を先生に送って、それを譜面におこしてもらって、練習して。

それが、ここ数年でバンドになってきた感じです。練習はスタジオでやっていました」

――真田佑馬さんが去年から今年にかけて変わったことは?

(真田)「曲作りって、好きじゃないとやれないですよね。歌詞は、日常を大切にすることで、ワードが浮かんでくるんです。5歳になるトイプードルを飼っているのですが、犬をテーマにした曲『BOW!!』ができたり。日常の中にヒントがあるような気がします。本当にかわいくて、犬目線で書いてみたくなって……。そういう感じで歌詞を書くことが多いです。

あと最近は、自分の言葉遣いも気をつけるようになりました。人に与える印象が違ってきますし、言葉尻で好きにもなってもらえますし。それはすごく気にするようになりましたね。

プライベートでは映画を観たりとか。本もよく読みながら、ひとりで静かにしています。映画館に行ったり、夜の公園でぼーっとしたりしています。

あとは、料理も好きです。スパイスカレーを作ります。新大久保にスパイスを買いに行きます。一番得意なのは、トマトスープカレーです」

――みなさん、食べたことがあるんですか?

(安井)「ないですね。ぜひ、作ってほしいです。ただ家に遊びに行けばいいんだろうけど、なかなか食べるチャンスがないよね」

(真田)「うちには料理番長の萩ちゃんがいるので」

(安井)「企画とかあるときは、料理得意な萩ちゃんがやってくれます」

――カレーを作るようになったきっかけは?

(真田)「神戸で舞台をやっていたとき、たまたま入ったお店の方に『何をやっている人なんですか?』と聞かれたので『音楽をやっています』と答えたんです。そうしたら突然、『じゃあ、スープカレー作ったほうがいいですね』と言われて。『え、なんでカレーなんですか?』と聞いたら、『カレー作りと音楽作りは似ている』と。

これまで、僕には趣味がほとんどありませんでした。趣味が仕事になってしまっているので。そういうのがあったら心の平安が保たれるのかなと思いつつも、凝り性なので広げられなくて。それを伝えたら、スープカレー作りを薦められたんです。

それで、次の日に東京帰って。その足で新大久保までカレーの材料を買いに行ったら、見事にハマりました。スープカレーなので、1人分も作れます。トマトジュースとヨーグルトを入れるんですけど、少量でも作れるんですよ」

(安井)「へえ~楽しそう」

(真田)「逆を言うと、スープカレーしか作れないです(笑)」

(全員)「ハハハ(爆笑)」

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