11月20日、厚生労働省の武見敬三大臣(72)は、大麻の有害成分に似た合成化合物「HHCH」を、早ければ22日にも指定薬物に追加すると発表した。4日に東京・小金井市で行われたイベントでHHCHが記載されたグミを食べた男女5人が病院に搬送されるなど、いわゆる「大麻グミ」による健康被害報告が相次いでいる。

各メディアによると、グミを製造販売する大阪府の会社「WWE」の松本大輔社長は、17日に取材陣に対して「愚策だと思う。規制すればするほど新しい成分が開発されるので、私としては反対」と発言。また記者から危険性の認識について問われると「半年前から自分たちも摂取しているが、今のところ人体への影響はない」と主張したという。

また「商品化前には耐性のあるスタッフが体感し、問題ないとして販売している。何事も摂取のしすぎは人体に影響が出るので、用法用量を守って摂取してほしい」とし、継続して販売する方針であることを示した。

安全性を強調する松本社長だが、都内を中心にグミを食べた人が相次いで搬送されるなど、社会問題化している。

大麻グミへの逆風が強まるなか、松本社長の過去の発言にも波紋が広がっている。

Xでは、「Mag(LV39)松本大輔」というアカウント名で発信している松本社長だが、サブのアカウントも持っていた。昨年10月、そのサブアカウントで、自身の大麻経歴について披露している。

投稿によると、15歳のときに学校の寮で初めて大麻を吸って以降は毎日のように吸う日々を過ごすが、18歳で就職したときに一度やめたそう。

しかし、21歳のときに勤めていた《リフォーム屋の社員が大麻販売員で毎月5g買い始める》ようになったといい、24歳で《バックパッカーをしながらカオサンで大麻を売り始める》ことをしていたという。

25歳で、《稼いだ金で朝から晩まで大麻漬け》になり、26歳のときには《日本でも毎月30g買い始める》ようになっており、27歳のときには《毎月大麻代100万円》使用していたと明かしている。

そして、昨年より《日本で大麻会社をしながら近隣諸国で大麻を吸うライフスタイルが完成》したそうだ。

現在、このサブのアカウントは凍結されており、これに対して松本氏は20日に、メインのアカウントで《本当の事書いてたら凍結された》と綴っている。