安くて美味しい庶民の味方として、「サイゼ」の愛称で広く親しまれているイタリアンチェーン店「サイゼリヤ」。

 筆者も大ファンの一人で、個人的には「ミラノ風ドリア」と「ティラミス クラシコ」が大好物です。
香港でもわざわざサイゼに足を運ぶほどのサイゼ好きを自負しています。

 物価高が続く中でも低価格をキープしているサイゼリヤですが、昨今SNS等で「サイゼと同様、もしくはそれ以上に高コスパ」と話題になっているお店があるのをご存知でしょうか。それが「オリーブの丘」です。

「オリーブの丘」は関東を中心に展開しているイタリアンのファミリーレストランで、サイゼリヤより少し価格設定は高いものの、低価格で質の高いイタリアンが食べられると評判を呼んでいます。ネット上では「サイゼよりオシャレ」「オリーブの丘はサイゼの上位互換」といった声もちらほら見受けられます。

 そこで今回は、「サイゼリヤ」と「オリーブの丘」の類似メニューを徹底比較してみました。
※本記事は筆者の個人的見解を含みます。

「サイゼリヤ」と「オリーブの丘」を徹底比較

SNSで話題の「サイゼの上位互換」は本当か?300円ドリアに...の画像はこちら >>
 まずは、両者の全体的な違いをチェックしておきましょう。

「サイゼリヤ」は1967年に創業、1973年からチェーン展開を開始した歴史あるファミリーレストランです。国内・海外合わせて1682店舗(2025年8月時点)を展開し、その圧倒的なコストパフォーマンスで多くの人から愛されています。

 一方の「オリーブの丘」は、2011年に誕生した比較的新しいチェーン店。関東を中心に約60店舗を展開しています。全体的にサイゼリヤより少し高い値段設定ですが、その分高いコスパが注目を集めています。


【前菜食べ比べ1】キャロットラペ

SNSで話題の「サイゼの上位互換」は本当か?300円ドリアに挑む「539円ドリア」の衝撃。デザートで起きた“まさかの結末”
左:サイゼリヤ「キャロットラペ」(税込200円)右:オリーブの丘「キャロットラペ」(税込319円)
 まずは前菜にぴったりの「キャロットラペ」から比較します。

・サイゼリヤ「キャロットラペ」(税込200円)

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キャロットラペ
 シャキシャキとした人参の良い食感で、さっぱりとした味わい。人参特有の臭みはなく、柑橘の香りと自然な甘みに、お酢の酸味が加わって食前にピッタリです。税込200円という驚きの安さも魅力。混雑具合にもよりますが、提供時間は1分未満と最速で、まさに前菜にうってつけです。

・オリーブの丘『キャロットラペ』(税込319円)

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キャロットラペ
 こちらは配膳ロボットが運んできてくれました。まず目を引くのが、圧倒的にオシャレな見た目!「高級イタリアンの前菜」と言われても疑わないレベルです。ナッツがトッピングされ、オレンジが入っていてさっぱりと美味しい。サイゼリヤより119円高いですが、その分の高級感が味わいと見た目にしっかりプラスされています。

【前菜食べ比べ2】ほうれん草のソテー

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左:サイゼリヤ「ほうれん草のソテー」(税込200円)右:オリーブの丘「ほうれん草のガーリックバターソテー」(税込319円)
 続いては、ほうれん草のソテーです。

・サイゼリヤ「ほうれん草のソテー」(税込200円)

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サイゼのほうれん草のソテー
 ほうれん草はくったりと柔らかく、野菜本来の青臭さはほとんどありません。ほうれん草が苦手な人やお子様にも食べやすい優しい味わいです。ただ、盛り付けの美しさは特筆するほどではなく、ベーコンは申し訳程度に4つほど隠れている程度でした。

・オリーブの丘「ほうれん草のガーリックバターソテー」(税込319円)

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オリーブの丘のほうれん草
 こちらもサイゼリヤより119円高い価格設定。
盛り付けはサイゼリヤよりも美しく整っています。ほうれん草の食感や野菜本来の味わいがしっかりと残っており、味付けは塩分控えめ。ベーコンもたっぷり入っていました。

 今の所、オリーブの丘の前菜2品は「119円高い分の価値をしっかりと示している」という印象です。

【メイン食べ比べ1】みんな大好きドリア

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左:サイゼリヤ「ミラノ風ドリア」(税込300円)右:オリーブの丘「ボローニャドリア」(税込539円)
・サイゼリヤ「ミラノ風ドリア」(税込300円)

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サイゼのドリア
 多くの人に愛される絶対的エース。これが税込300円というのは、改めて最高のコスパだと思います。ふんわりしたライスにしっかりとクリームが絡み、濃厚でありながらくどすぎない。老若男女に好かれる相変わらずの美味しさです。

・オリーブの丘「ボローニャドリア」(税込539円)

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オリーブの丘ドリア
 サイゼリヤより239円高い、少し強気な価格設定(とはいえ十分に安価ですが)。一口食べて驚きました。美味しい……!ホワイトソースとチーズがたっぷりで非常に満足感があります。サイゼリヤと比べると、ミートソースよりもホワイトソースが多めな印象です。好みは分かれるかもしれませんが、個人的にはこちらの“勝ち”です。


【メイン食べ比べ2】ハンバーグ

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左:サイゼリヤ「ハンバーグステーキ」(税込400円)右:オリーブの丘「デミグラスハンバーグ」(税込539円)
・サイゼリヤ「ハンバーグステーキ」(税込400円)

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サイゼのハンバーグ
 正直なところ、冷凍食品などによくある親しみやすいハンバーグといった味わいで、少しインスタント感があります。しかし目玉焼きがついているため、ボリューム感があり嬉しいポイントです。(※ちなみに筆者は販売休止中のチキンステーキの大ファンでした)

・オリーブの丘「デミグラスハンバーグ」(税込539円)

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ハンバーグ
 サイゼリヤより139円高いこちら。ナイフを入れると肉汁があふれ出てきました。サイゼリヤよりも厚みがあり、お肉本来の味わいがしっかりと感じられます。目玉焼きは付いていませんが、その分お肉のクオリティが高いと感じました。

【パスタ編】ペペロンチーノ

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左:サイゼリヤ「ペペロンチーノ」(税込300円)右:オリーブの丘「アーリオオーリオ・ペペロンチーノ」(税込429円)
 オリーブオイルと唐辛子のシンプルな味わいがクセになるペペロンチーノ対決。

・サイゼリヤ「ペペロンチーノ」(税込300円)

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ペペロンチーノ
 ニンニクと唐辛子の風味がしっかり感じられて美味しいです。個人的には麺が少し柔らかい気もしますが、これで税込300円なら全く文句なし、脱帽のクオリティです。

・オリーブの丘「アーリオオーリオ・ペペロンチーノ」(税込429円)

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ペペロンチーノ
 ベーコンがたっぷり入っているのが特徴。一番感動したのは、パスタの麺にしっかりと芯(アルデンテ)が残っていたことです!辛さは控えめで、味わい自体は王道で一般的なペペロンチーノといった印象でした。

【デザート編】ティラミス

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左:サイゼリヤ「ティラミス クラシコ」(税込300円)右:オリーブの丘「ティラミス」(税込429円)
 最後はデザート対決です。

・サイゼリヤ「ティラミス クラシコ」(税込300円)

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ティラミス
 筆者が本当に愛してやまない一品。これを食べるためだけに来店してもいいと思えるほどです。ふわふわのクリームと、エスプレッソが染み込んだスポンジ。
甘みと苦味のバランスが絶妙で、相変わらず文句なしの美味しさです。

・オリーブの丘「ティラミス」(税込429円)

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ティラミス
 まず驚いたのは、お皿が冷やされて提供されたこと! こうした細やかな気遣いに高級感を感じます。食べてみると洋酒の風味が強めで、エスプレッソの風味は控えめ。クリームはサイゼリヤよりもぽってりと重めでクリーミーです。美味しかったですが、これに関してはサイゼリヤの圧勝。クリームの空気感とエスプレッソのほろ苦さのバランスが完璧すぎます。

【総評】オリーブの丘はサイゼリヤの上位互換なのか?

 類似メニューを食べ比べてみた結果、比較したほぼすべてのメニューにおいて、「オリーブの丘のクオリティはサイゼリヤを上回っている」と言わざるを得ませんでした。価格が少し高い分、しっかりとクオリティで応えてくる姿勢には驚かされます。

 しかし、サイゼリヤにはサイゼリヤならではの唯一無二の味わいがあります。さらに、何品も注文した場合、合計金額には大きな差が出ます。

 例えば、今回比較したメニューのトータル金額は、サイゼリヤが「税込1700円」、オリーブの丘が「税込2574円」でした。その差額は874円。
つまり、サイゼリヤなら同じ予算でもう2~3品余分に頼めてしまうのです。安く美味しく豪遊できるという点において、やはりサイゼリヤは素晴らしいレストランです。

 一方で、今の時代にこれだけ美味しくてコスパの良い料理を提供してくれる『オリーブの丘』も間違いなく最高です。

 まだ近所に店舗がない方もいらっしゃるかもしれませんが、サイゼリヤが好きな方なら、きっとオリーブの丘も気にいるはずです。見かけた際は、ぜひ一度試してみてください!

<文/まなたろう>

【まなたろう】
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きでコーヒーソムリエ資格取得。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。
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