(台北中央社)国際NGO(非政府組織)「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)が30日発表した2026年の「報道の自由度ランキング」で、台湾は28位となり、アジア最高位を維持した。一方で、前年からは四つ順位を下げた。


記者会見が同日、台北市内で開かれた。

ランキングは180の国・地域を対象とし、メディアや記者がその仕事によって侵害された事件の統計と、記者や研究者、人権擁護者など報道の自由に関する専門家へのアンケート調査を基に、国・地域ごとに100点満点で点数を付けた。また、点数に応じて報道の自由度を「良好」「満足できる」「問題あり」「困難」「極めて深刻」の5段階に分類した。

台湾は75.44点で「満足できる」の評価を得た。国境なき記者団は台湾について「信頼できる情報へのアクセスの権利を守る上で、現実的な挑戦に直面している」と指摘した。

東アジア諸国では、韓国47位(問題がある)、日本62位(同)、中国178位(極めて深刻)、北朝鮮179位(同)だった。中国では現在、121人のメディア従事者が拘束されており、世界で最多となっている。

国境なき記者団は今回の調査結果について、ランキングの発表開始以来初めて、世界の過半数の国で報道の自由度が「困難」または「極めて深刻」な状況に分類されたとし、平均点は過去25年間で最低だったと説明。その上で、2001年以降、厳格化する立法措置が拡大を続け、とりわけ国家安全保障に関連する分野で顕著となっているとし、この状況は市民が情報にアクセスする権利に損害を与え続けていると指摘した。

1位はノルウェーだった。

(邱祖胤/編集:名切千絵)
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