現在セレスティス社には、月面葬を依頼している7人の顧客がいるという。
月で自分のクローンを作ってもらいたい物理学者 顧客の1人、ケネス・オーム(86歳)は、枠にとらわれない思考を持つ物理学者だ。彼の目的は、ただの遺骨ではなく、自分のDNAを月の南極に安置することだ。
未来人が運営する「銀河動物園で自分のクローンが飼育される」、あるいは「自身のクローン軍団が宇宙に広がる」、この物理学者はそんなことを夢見ている。
もちろん銀河動物園やクローン軍団は物理学者ならではのユーモアで、話半分に聞いておく必要がある。
だが未来の文明が、DNAサンプルをいつでも閲覧できるように保管するというアイデアは、それほど突飛なものではないかもしれない。
動物のDNAでクローンを作ることなら今でもできる。だから法律や倫理的な問題は別として、人間のクローンを作る技術自体は、SF映画の世界のものではない。
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もう少しロマンチックな理由で宇宙葬を希望する人もいる。
ニューヨークの消防士ダニエル・コンリスクの願いは、妻と一緒に自分の遺骨を宇宙へ送ること。彼の妻は、何年か前から進行性のガンを患っているのだという。
また航空宇宙エンジニアのジェフリー・ウォイタックは、子供時代テレビでアポロ計画を見て育ったこともあり、自分の遺骨を月面に埋葬したいと望むようになった。
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次回の月面葬のスケジュールは未定 セレスティス社の次の月面葬のスケジュールは今のところ未定だ。
同社最初の月面葬サービスが行われたのは1998年1月のこと。著名な天文学者ユージン・シューメーカーの遺骨がNASAのルナ・プロスペクター探査機に乗せられ、1年半ほど月を周回したのち、南極のクレーターに突っ込んだ。
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ルナ・プロスペクター探査機 / image credit:NASA
そして次回の月面葬サービス「トランキリティ・フライト」は、このほど予約の受付を打ち切ったところだ。ただし正式な打ち上げ日はまだ決まっていない。
このサービスで遺骨が収められることになるカプセルは、月面着陸船「ペレグリン・ルナ・ランダー」を開発したアストロボティック・テクノロジー社と提携して開発されたものである。
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予定では、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の大型ロケット「バルカン・ケンタウルス」(今年のクリスマスイブに試験飛行予定)によって打ち上げられた後、月の北東部に着陸することになる。
「遺骨とDNAを乗せたセレスティス社のメモリアル・カプセルは、星を求めてやまなかった勇敢な魂への永遠のオマージュとして月面に残る」と、同社のウェブサイトは説明する。
References:Tranquility Flight | Memorial Spaceflights / Man Sending His DNA to the Moon So Aliens Can Clone Him and Put Him in a Zoo / written by hiroching / edited by / parumo
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