億万長者のジェット機が一斉に飛び立ったら終末確定?終末早期警戒システム
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 億万長者たちが一斉にプライベートジェットで飛び立ったら終末のサインかもしれない。

 アメリカのプログラマー、カイル・マクドナルドはそんな仮説をもとに、世界中のプライベートジェットの飛行数をリアルタイムで監視し、飛行の急増を検知するするツールを開発し、ウェブサイトに公開した。

 富裕層は一般市民よりいち早く有事の情報を手に入れ、真っ先に逃げ出すという前提に立ったこのツール、その名もずばり「アポカリプス・アーリー・ワーニング・システム(終末早期警戒システム)」である。

富裕層ほどいち早く危機情報を手に入れるはず

 世界が終わりに近づくとき、いち早くその情報を知ることができるのは、プライベートジェットを持つような超富裕層かもしれない。

 米カリフォルニア州ロサンゼルス在住のプログラマー、カイル・マクドナルド氏はこう考えた。

 各国政府や軍と太いパイプを持ち、一般には出回らない民間の情報サービスも入手可能なはず。

 核戦争や大規模な自然災害、小惑星突入など、文明を揺るがすような事態が迫ったとき、いち早く知ることができるはず。

 それを知った彼らは、すぐに行動に移す。プライベートジェットに乗り込み、都市を離れ、人里離れた秘密の隠れ家へと向かう。と。 

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世界3万5000機のプライ別途ジェットをリアルタイム追跡

マクドナルド氏が開発した「アポカリプス・アーリー・ワーニング・システム(終末早期警戒システム)[https://ews.kylemcdonald.net/]」は、世界中を飛び交うプライベートジェットやビジネスジェット、合わせて3万5000機以上をリアルタイムで追跡し、飛行数が通常より異常に多いと判断した場合、警告レベルを引き上げる仕組みになっている。

 データの出どころは、アメリカの連邦航空局が公開している航空機の登録情報と、現在飛行中の世界中の航空機が自分の位置や高度、速度を電波で自動送信する「ADS-Bエクスチェンジ」という航空機追跡サービスだ。

 現在地を示す世界地図もサイト上でリアルタイムに確認できる。

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警戒レベルは平和な1から危機的な5まで

 システムが示す警告レベルは5段階ある。

 1は通常通りで何も問題はない。5は過去1年間のどの時点と比べても、プライベートジェットの飛行数が極端に多い状態を意味する。

 ただし、レベル5が必ずしも世界の終わりを意味するわけではない。

 大型の連休や大きな政治的イベントがあるときも、プライベートジェットの数は増える。

 マクドナルド氏も、スコアはあくまで他の公開情報と合わせて読むべきものだと注意を促している。

 また、警告レベルが上がったときにメールやテキストメッセージで通知を受け取る設定もできるので、いざというときも見逃しにくい。

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発想の原点はイラン情勢をめぐる内部情報流出

 マクドナルド氏がこのツールを思いついたきっかけは、Polymarket(ポリマーケット)と呼ばれる「世界の出来事に賭けをする市場」で不穏な動きがあったのを知ったことだ。

 ポリマーケット[https://polymarket.com/ja]とは、選挙結果や国際情勢、異常気象など、世界で起きるさまざまな出来事の結果を予想し、投資家が仮想通貨を使って賭けられるプラットフォームだ。

 予想が当たれば利益を得られる仕組みで、世界の出来事を対象にした株式市場のようなものだ。

 報道によると、イランとの戦争が起きるかどうかをめぐり、実際に戦闘が始まる直前に約1500億円もの賭けが一斉に集中[https://www.cbsnews.com/news/betting-on-iran-war-insider-trading-concerns-prediction-markets-60-minutes/]していたという。

 まるで事前に結果知っていたかのような動きに、一般には公開されていない極秘情報を入手した内部関係者(インサイダー)が動いていたのではないかという疑惑が持ち上がっていた。

 巨額の富を持つ投資家たちが有事の情報をいち早く掴んで動くなら、その痕跡はジェット機の飛行データにも現れるはずだ。マクドナルド氏はそう考えてジェット追跡システムの開発に着手したのだ。

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警察ヘリの隠蔽を暴いた過去の実績

 マクドナルド氏は、かつて公開データを使って権力者の動きを可視化してきた実績がある。

 2020年のジョージ・フロイド抗議運動の際、友人たちとともにロサンゼルス市警察のヘリコプターを追跡するアプリを開発した。

 アメリカで黒人男性が白人警察官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件が全米規模の抗議運動に発展した運動だ。

 マクドナルド氏のアプリを通じて、ロサンゼルス市警察が市民による追跡を逃れるために、航空機の位置情報を発信する装置であるトランスポンダを意図的に無効化したり操作したりしていた事実が明らかになった。

 ジェット追跡システムも、その延長線上にある。あとはそれをどう読み解くかだ、とマクドナルド氏は言う。

 プライベートジェットの飛行データは、航空の安全のために法律でリアルタイム公開が義務づけられている。

 富裕層はこれを嫌がり、できれば「見えない飛行」をしたいと思っているが、データ上では見ることが可能だ。

 富と権力を持つものなら、飛行データを改ざんすることも可能なのでは?とちらっと思ってしまったのは私だけだろうか?

References: Apocalypse Early Warning System[https://ews.kylemcdonald.net/] / New Website Detects Apocalypse If Billionaire Jets Start Fleeing en Masse[https://futurism.com/future-society/website-apocalypse-billionaire-jets-fleeing]

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