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4月26日、宮川愛李のワンマンライブ“Anti-Tears”がLIVE STUDIO LODGEで開催された。
現在放送中のTVアニメ『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
TEXT BY 成松 哲
PHOTOGRAPHY BY 柴田恵理
開演前、影ナレーションを務めたのは宮川本人。ライブ中の諸注意を伝えた彼女は、唐突にオーディエンスにコール&レスポンスを要求。自身の「愛李!」の声にノリ良く「愛李!」とのレスポンスが返ってくると、これに気を良くしたのか続けて「かわいい愛李!」とのコールを交わして彼らの笑顔を誘っていた。
そして定刻、DJであるRyuseiに続いてステージ中央のスタンドマイク前に登場した宮川は、ワンマンライブのオープニングに2021年発表の1stフルアルバム『Reboot』収録の楽曲「凪ぐ」をセレクト。影ナレのムードから一転、内澤崇仁と共に作り上げた、故郷・式根島の風景と夏の儚い恋愛模様とを重ね合わせるロックバラードを切々と歌い上げて、LIVE STUDIO LODGEをドラマチックなムードで包み込んでみせた。
この日のライブはMCを極力排したノンストップミックス仕様。宮川とDJは時にオリジナル楽曲を、イントロやアウトロをロングバージョンにリアレンジするエクステンデッドバージョンにお色直しし、また時にはそれらの楽曲を大胆にカットアウト/カットインさせて、自身のカラフルな楽曲群をダイナミックながらもスムーズにリレーするライブを展開した。
「凪ぐ」の後、音楽活動最初期の楽曲にしてストリングスが印象的な「夕立ち」とバラードを続けたかと思えば、その直後には2025年の2ndミニアルバムの表題曲「愛恋路」を投下。
また「Sissy Sky」の後には、そのアウトロの残響のなか、高速ブレイクビーツをカットインさせるDJ Ryuseiと共に『ラフレア』収録のドラムンベースナンバー「Swallow」をキック。それまでとは打って変わって浮遊感あふれるボーカリゼーションを披露し、バウンスするリズムとクールな歌声のマッチングがユニークなピアノロック「lyrical」と、リズムで魅せる2曲を重ねてフロアを踊らせた。
この日初めてのMCタイムはセットリスト以上に予測不能でカラフルな内容に。開口一番「信じられないことにセトリの半分以上が終わりました!」と力強く宣言して「えーっ……」の大合唱を誘ったかと思えば、女性と一緒に遊びに来た男性を見つけるや「彼女さんに誘われてきたの?」「私のことを好きにさせちゃうぞ」と、どうかと思う決意を固めてフロアの笑いを誘ってみせる。
そして「影ナレのときよりも大きな声で!」と「愛李!」コール、「かわいい愛李!」コール、さらには「大好き愛李!」コールまで強要(?)した“かわいい愛李”は、「これからもよろしくね」と笑顔を向けると、高速ダンスロック「タンバリンの鳴る丘」でオーディエンスと共にハンズアップ。そのグルーヴィーなビートに合わせて右手を左右に振ってみせ、オーセンティックな邦ロックチューン「キミトソーダ」の後には、「新曲を歌います」とTVアニメ『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』のオープニング主題歌である乙女ハウスナンバー「ラフレア」をドロップ。2コーラス目終わりに楽曲をブレイクして、「終演後も売っているから買ってね」と物販アイテムを紹介するコミカルな演出を交えつつ、最新楽曲を披露すると、8bitテイストのエレクトリックなトラックに乗せて“君”と時間を共にする幸せを描く「仮、おとぎ話」を高らかに歌い上げてライブ本編の幕を降ろした。
熱烈な声援に応えて、ライブTシャツ姿で雪崩れ込んできた宮川は『ラフレア』にも収録された初セルフプロデュースナンバー「弱虫」をパフォーマンス。
そして6月27日のBlue Amberでのアコースティックライブ“宮川愛李アコースティックライブ~喫茶アイリス~”に残念ながら残席があるとボヤきつつ、グッドアイデアとばかりにこの日のオーディエンスを誘い始める。「みんな、今、ケータイを出してチケットを買っちゃえ」「電波が入りにくいならいったん外に出ちゃっていいから」と、またもフロアの笑い声を集めていた。
ここでシャープでストレートなロックナンバー「プリムラ」をパワフルながらもジェントルに届けた彼女は、自身の楽曲にはカタカナ4文字のタイトルが多いことに触れつつ「今歌った曲は『プリムラ』で、新しいアルバムのタイトルは『ラフレア』。早く覚えなきゃ」といたずらっぽい笑顔。そして「買ったからにはやっぱりみんなに見せたいじゃん」と照れ笑いしつつ「こっそり練習していた」というエレキギターを担ぐと「(楽曲の)原型はずいぶん昔に作ったんだけど、今の私のアルバムの最後を飾るのにふさわしい曲になったと思う」と、『ラフレア』のラストナンバーでもある「白昼夢」をプレイ。愛する人との痛みを伴う別離を経てもなお、“ここから先を見つめて”いるために歌い続けるという誓いの言葉を高らかに歌い上げ、万雷の拍手のなかでこの日のワンマンライブを締め括った。
2019年のデビュー以来、コンテンポラリーなロックやダンスミュージックから、オールドスクールなポップミュージックまで、ジャンルレスなナンバーを発表し続けてきた彼女だが、今回のライブはそんな“宮川愛李の音楽”を自在に横断する内容に。そしておしゃべりは不要とばかりに、ノンストップで自身の楽曲をつるべ打ちすることでオーディエンスとコミュニケートするその姿からは音楽家としての矜持が見え隠れしていた。
それだけに次回はバンドセットでのライブに期待したい。“音楽家・宮川愛李”はセッションプレイヤーたちと自身の楽曲群をいかに料理・リアレンジするのだろう。いつか観られるかもしれない彼女の新たな表現を今から楽しみにしたい。
宮川愛李ワンマンライブ“Anti-Tears”
2026年4月26日(日)@東京・LIVE STUDIO LODGE
<セットリスト>
M01.凪ぐ
M02.夕立ち
M03.愛恋路
M04.アオレイド
M05.メランコリック
M06.Sissy Sky
M07.Swallow
M08.lyrical
M09.タンバリンの鳴る丘
M10.キミトソーダ
M11.ラフレア
M12.仮、おとぎ話
EN01.弱虫
EN02.プリムラ
EN03.白昼夢
関連リンク
「Anti-Tears」プレイリスト(Apple Music)
https://music.apple.com/us/playlist/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E6%84%9B%E6%9D%8E-%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96-anti-tears-set-list/pl.144d44ba28dd423da637d8143464b1d6
「Anti-Tears」プレイリスト(Spotify)
https://open.spotify.com/playlist/7f4fzmrUVpSnM4Dra6UIaK?si=9cfbe06bd88a4666
宮川愛李 lit.link
https://lit.link/mykwai
宮川愛李 オフィシャルサイト
https://mykwai.net/
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