プロボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(39)が18日、SNSを更新し、自身が手がける6月6日の興行「SAIKOULUSH 8」(愛知県国際展示場)について「間違いなく開催しますと言い切れない現状です」と開催が不透明であることを報告した。これを受け、国内のプロボクシングを統括する安河内剛事務局長(65)は18日、都内で報道陣の取材に応じ、仮に興行が中止となった場合はプロモーターである亀田氏がライセンス資格停止などの処分の対象となる見解を示した。

 同興行のメインイベントでは、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が同級3位レネ・カリスト(31)=メキシコ=との2度目の防衛戦に臨む予定。また、ルイス・ネリ(31)=メキシコ=とジョンリエル・カシメロ(37)=フィリピン=との注目の“悪童”対決なども予定されている。

 JBCは2008年、金銭的な問題で前日計量後に興行が中止となった際に、プロモーターに対しプロモーターライセンスの無期限停止処分を科している。今回は矢吹戦などダブル世界戦興行で「バリューを考えると、非常に大きな問題になると思います」と安河内氏。「合理的な理由がなく興行が中止となった場合は、処分の対象となってくると思います」との見通しを述べた。

 亀田氏がファウンダーを務める「SAIKOULUSH」は17日に、キルギスで23、24日に開催予定だった興行の中止を発表。24日の興行では、WBA世界フェザー級5位・亀田京之介(27)=MR=とWBA世界スーパーフライ級6位・佐野遥渉(23)=LUSH=が、それぞれWBA暫定王座戦(日本未公認)に出場予定だった。主催者側は「昨今の急激な経済情勢の変化や、現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが極めて困難な状況となりました」と説明していた。ただキルギス興行はJBCの管轄外のため、処分対象にはならないという。

 安河内氏は亀田氏サイドとは連絡を取っているとし「いずれにしてもまだ結論は出ていない。彼(亀田氏)も開催に向けて頑張っていると聞いている。1日、2日は状況を見極めたい。

ただ、長引けば長引くほど影響が大きくなる。できれば早めに結論を出してほしいと、彼にも伝えています」と話した。

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