東から西へ進む異例の“逆走”コースで進んでいる台風15号(チャンホン)。いよいよ関東地方に接近し、11日夜にも上陸する見込みです。

この台風15号の影響で、今年のお盆休みは関西・近畿地方でも雨や風の影響に注意が必要だといいます。

雨が強まるのはいつから?風の影響はあるのか?お盆休みのレジャーへの影響も心配…気になる台風情報を、MBSの前田智宏気象予報士が解説します。

異例のコースで本州上陸へ

今年のお盆休みは、台風が日本列島を直撃するような状況となってきています。

【“逆走台風”15号】異例コースで今夜列島上陸へ…近畿地方は...の画像はこちら >>

11日午後4時の時点で、台風15号と16号の2つが存在していますが、16号は日本から遠ざかって熱帯低気圧に変わる見通しのため、大きな影響はないとみられています。一方で、注意が必要なのが台風15号です。

台風15号は東から西へと進む非常に異例のコースをたどり、11日夜には関東地方、特に茨城県付近に上陸する可能性が高くなっています。茨城県への直接の上陸となれば統計開始以来初めてのことです。

近畿地方への最接近は「12日朝~昼過ぎ」

【“逆走台風”15号】異例コースで今夜列島上陸へ…近畿地方は「12日未明」から“局地的に激しい雨”のおそれ 高潮にも要警戒 お盆休みへの影響は…【台風15号(チャンホン)MBS前田気象予報士の解説】
MBS

その後、台風は陸地を進み、8月12日の朝から昼過ぎにかけて近畿地方へ最も接近する見込みです。12日の正午過ぎには近畿の北側、あるいは日本海へと進むとみられています。

暴風の心配は低いものの、警戒すべきは「大雨」と「高潮」

【“逆走台風”15号】異例コースで今夜列島上陸へ…近畿地方は「12日未明」から“局地的に激しい雨”のおそれ 高潮にも要警戒 お盆休みへの影響は…【台風15号(チャンホン)MBS前田気象予報士の解説】
MBS

関西に接近する段階では、陸地を通ることで勢力が落ち、中心気圧は994ヘクトパスカル程度となる見込みです。台風としてギリギリ維持できるか、あるいは山陰付近で熱帯低気圧に変わりゆく途中という状態になるため、風が急激に強まって暴風が吹き荒れるような可能性は今のところ低いとみられます。

ただし、風については沿岸部を中心に注意が必要な程度である一方、雨については大雨となる心配があります。

12日には「局地的に激しい雨」の恐れ

近畿地方では今夜=11日夜から舞鶴など北部の地域から雨が降り始め、12日未明から13日午前中にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨の降るおそれがあり、大雨警報が発表される可能性もあるということです。

11日午後6時から12日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

近畿北部:60ミリ
近畿中部:80ミリ
近畿南部:80ミリ

その後、12日午後6時から13日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

近畿北部:60ミリ
近畿中部:120ミリ
近畿南部:150ミリ

日本海側では高潮に要注意

【“逆走台風”15号】異例コースで今夜列島上陸へ…近畿地方は「12日未明」から“局地的に激しい雨”のおそれ 高潮にも要警戒 お盆休みへの影響は…【台風15号(チャンホン)MBS前田気象予報士の解説】
MBS

また、日本海側を中心に波が高くなり、12日にはうねりを伴って4メートルに達する見込みです。

さらに、台風の接近と満潮時刻が重なる12日午後には、日本海沿岸で高潮が発生する恐れがあります。兵庫県北部を中心にレベル4の高潮危険警報が発表される可能性もあるため、沿岸部にはむやみに近づかないよう注意してください。

お盆後半と来週の天気は

台風の通過に伴い、一時的に気温の上昇は抑えられる見通しです。

お盆休みの終わりにかけては、全国的に曇りや雨の日が多くなる傾向です。近畿地方の週間予報を見ると、近畿南部では週末にかけて雨や曇りのすっきりしない天気が続きますが、北部や中部は14日(金)以降、次第に晴れ間が戻ってくる見込みです。

来週はまた「厳しい暑さ」に…

しかし、来週になると再び厳しい暑さが戻り、19日火曜日頃には最高気温が35度以上の猛暑日となる予想が出ています。台風通過後も最新の気象情報を確認し、体調管理に留意してください。

(2026年8月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

編集部おすすめ