8月11日、札幌・丸井今井札幌本店で開催中の「武豊デビュー40年~前人未到の記録~」(8月24日まで)で、武豊騎手=栗東・フリー=のトークショーが開かれ、事前に申し込んだファン41人が集まった。

 トークショー開始前にMCとして登場したのは、武豊騎手と親交の深い池添謙一騎手=栗東・フリー=。

会場からは「えーっ!?」とうれしい悲鳴が上がり、大きな拍手に包まれた。池添騎手は「MCは初めてなので、お手柔らかにお願いします」と緊張の面持ち。自称“武豊騎手の一番のファン”による、ぎこちなくも敬意にあふれた仕切りで、トークショーはスタートした。

 武豊騎手は8日にイギリスでシャーガーCに騎乗したばかり。「昨日着いて、そのまま札幌入り。4チームですけど、最下位でした」と結果には苦笑いを浮かべた。16日にはフランスのジャックルマロワ賞でシックスペンス(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父キズナ)に騎乗するハードスケジュールにも「うれしいよね。競馬で飛び回れるってのは」と感慨深げな表情。「1頭化け物みたいなのがいるけど(6戦無敗のG1・3勝馬ボウエコー)、ノーチャンスではない」と力を込めた。

 終了予定の時間が過ぎても池添騎手に「(時間は)大丈夫?」と聞き「じゃあもう少し行きますか」と粋な計らいを見せたレジェンド。ファンからロブチェンで3冠に挑戦する松山弘平騎手に関する質問が飛ぶと、「僕が阻止しますよ(笑)。京都の長丁場は得意なんで」とおどけながらも貫禄の答えに、ファンは拍手喝采を送った。

 ホープフルSひとつだけとなったJRA・G1完全制覇については「また、G1の数も増えるかもしれないし、あんまり気にしていません。札幌記念がG1になればいいなって思いますね。夏のビッグイベントで、毎年いいメンバー集まりますしね」と、今週末に行われる札幌競馬最大のレースがさらに盛り上がることに期待を込めた。

 最後にはディープインパクト以外で思い入れある馬を聞かれ「サイレンスズカとかね、もっと乗りたかった。あの馬で海外行きたかったですね。途中で乗れなくなってしまった馬は可能性がどうだったのかと思いますね。タニノギムレットとかね」と自身がまたがった数々の名馬に思いをはせた。

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