陸上の20歳未満の選手で争うU20世界選手権で、女子800メートル5位入賞の久保凜(積水化学)が11日、大会開催地の米国から成田空港着の航空便で帰国。成田空港で取材に応じた。

久保は、今大会を振り返り、「優勝と自己ベスト更新を目指して挑んだ中で、思い通りのレースができなかった。弱さを感じた」と振り返った。

 予選後に右足太ももを負傷したことを明かし、「気になるなという感覚があって、準決も走れるかどうか。そこまで痛いわけではないが、アジア大会もあるという中で結局走りました」と満身創痍(そうい)だった。その中で決勝に進出できたことに「少しは成長できている部分はある」とうなずいた。9月の愛知・名古屋アジア大会に向けて「やっぱり自分の思うような、100%を出し切ったレースがしたい。その走りができたら優勝と自己ベストが見えてくる」と決意を口にした。

 今春、東大阪大敬愛高を卒業した久保は、社会人デビュー戦となった5月10日の木南記念(大阪・ヤンマースタジアム長居)は自己ベスト記録から約8秒遅れる2分7秒47にとどまり、レース後は涙を流した。しかし、その約3週間後に行われた5月30日のTWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT(東京・世田谷区総合運動場陸上競技場)では2分2秒76で優勝。調子を取り戻して6月の日本選手権に臨み、2分1秒54で社会人1年目にして早くも3連覇を成し遂げた。9月の愛知・名古屋アジア大会派遣設定記録(2分1秒67、有効期間は26年1月1日以降)も突破して日本代表に内定し、自身初のアジア大会出場を決めている。

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