<追悼・菅原文太>今でもそらんじることができる「仁義なき戦い」広能昌三のセリフ

リチャード・ディック・ホークスビーク[古書店経営]

* * *

小さな頃から映画館に通って覚えた「仁義なき戦い」のセリフ。映画館を出る時は、観客みんながまるで菅原文太のように肩で風を切って歩いていた。母親はこの映画を見るのを嫌がったが、変わり者の叔父は、筆者をこの映画に必ず誘って映画代金をおごってくれた。変わり者の叔父は真似するのも山守親分・金子信雄だった。

その主演、菅原文太さんが逝った。広能昌三が死んだ。

筆者にとっての菅原文太さんはあくまで、「仁義なき戦い」の広能昌三であって、トラック野郎では決して無く、社会活動家の菅原文太さんでもない。これはただの菅原文太ファンである筆者の特権だから許してもらおう。

「仁義なき戦い」の原作は、戦後の広島で実際に起こった広島抗争を題材とした、飯干晃一の小説だとされる。しかしそれは方便であったことを後日に知る。原作はモデルである本物のヤクザ・美能幸三が書いた手記であり、それを、取材してまとめあげた脚本家・笠原和夫の血の出るような綿密なシナリオハンティンッグの成果である。(「昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫」太田出版)

監督は言わずと知れた深作欣二。しかし、笠原和夫がホンを書いたのは「仁義なき戦い(1973年)」「仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年)」「仁義なき戦い 代理戦争(1973年)」「仁義なき戦い 頂上作戦(1974年)」ここまでが本当の「仁義なき戦い」だと、僕は思う。2年で4作、ホンは完成していたのだ。

あわせて読みたい

気になるキーワード

  1. 菅原文太 宇梶剛士
  2. 菅原文太 長男
菅原文太のプロフィールを見る
メディアゴンの記事をもっと見る 2014年12月3日の芸能総合記事

「菅原文太 + 長男」のおすすめ記事

「菅原文太 + 長男」のおすすめ記事をもっと見る

「菅原文太 + 宇梶剛士」のおすすめ記事

「菅原文太 + 宇梶剛士」のおすすめ記事をもっと見る

次に読みたい関連記事「林遣都」のニュース

次に読みたい関連記事「林遣都」のニュースをもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

芸能の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら