年齢を重ねていくと、「この先、大丈夫かな」と不安を感じませんか?60歳を過ぎると、体や環境にさまざまな変化が起こり、漠然とした不安を抱えやすいのだとか。そこで今回、シニア世代が抱えがちな不安の正体について、医学博士の馬場元さんに聞きました。
自分の役割を失って感じる「喪失体験」や、社会的なある状態が不安を引き起こすそうです。

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※この記事は雑誌『家の光』2025年9月号特集「老いを自分らしく」を一部抜粋・再編集して制作しています。

あなたの不安はどんなこと?不安の正体を知っておきましょう

ハツラツと老いたい、とはいえ漠然とした老いへの不安を感じてしまうことも。老いに伴う不安と上手につきあう方法を聞きました。

シニア世代は不安なことが起こりやすい

60歳を過ぎ、シニアと呼ばれる年代に入ってくると、身体機能の衰えを感じることが多くなります。いままで当たり前にできていたことが急にできなくなってしまい、ショックを受ける人も。他にも、親きょうだいや配偶者など身近な人の死に直面する機会も増えてきます。

【シニアが抱える謎の不安の正体とは?】60歳を過ぎたら気をつけて!原因は「喪失体験」と○○にあり


こうしたことは「喪失体験」というもので、体や環境の変化だけでなく、仕事をリタイアして社会的役割がなくなってしまったり、子どもの独立などで、親としての役割がなくなったりすることです。

喪失体験に加えて、「孤立」という状況もこの世代には多くみられます。配偶者が亡くなり独り暮らしになる、同世代の友人とのつきあいが減るなど、人とのつながりがなくなっていくことも心に不安を引き起こす要因となります。

このような体験は、だれしもに起こりうるもので、ごく自然なことなので、対処法を身に付け、上手に不安とつきあっていきましょう。

次回は、老いの不安を小さくする『睡眠習慣』を紹介します。



【シニアが抱える謎の不安の正体とは?】60歳を過ぎたら気をつけて!原因は「喪失体験」と○○にあり
馬場元さんばば・はじめ/順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック教授。老年期うつ病専門外来担当。日本うつ病学会ガイドライン検討委員会の委員長を務める。
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