【宮古島】農作物を食い荒らす虫たちを海に流し豊作を願う行事「ムスヌン」が3日、宮古島市来間島のムスヌン浜で行われた。虫の活動が活発になる旧暦2~3月の「丁丑(ひのとうし)」の日を選んで実施されている。


虫を海に流した3人の男性を厄払いする神役の女性たち=3日、宮古島市来間島ムスヌン浜

 虫を海へ流す役割は酉(とり)、卯(うさぎ)、亥(いのしし)年生まれの3人の男性が担当。例年は沖にある浅瀬まで小舟をこいで虫を流す。だが、今年は強風で波が高いため、波打ち際で小舟に乗り貝殻で包んだ虫を沖へ向かって投げ入れた。

虫を包んだ貝殻

 3人は浜で神役の女性からアダンの葉で厄払いされた。ムスヌン浜を見下ろす高台ムスヌンジャーで、島の祭祀(さいし)を担うツカサとユーザスを中心とする神役の女性が向こう1年の島の豊年を祈った。
 虫を海へ投げた長野県出身で来間島で働く松岡広樹さん(50)は「島の方々とつながりを持ち協力していきたい」、地元出身の下地秀孝さん(77)は「高齢化で人は減っているが、行事をやることは大切」と語った。(新里光宏通信員)
虫を海に流し豊年祈願 来間島で伝統の「ムスヌン」 高齢化進む...の画像はこちら >>
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虫を海に流し豊年祈願 来間島で伝統の「ムスヌン」 高齢化進むも「行事やることは大切」 沖縄・宮古島市
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