俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜 後9:00)の第7話が、26日に放送された。

 本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川博己が演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識を覆す。
正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。

 第7話は、明墨(長谷川博己)の真の目的についに辿り着いた赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)。次なるターゲットの闇を暴くことで炙り出される、12年前の驚愕の真実とは…というストーリーだった。

 松永(細田善彦)の傷害事件の再審請求が通り、見事無罪を勝ち取った赤峰。序盤は若手弁護士の印象が強かった彼だが、物語が進むにつれ、著しい成長をみせている。
第7話のラストでは、明墨の命令を受け「江越」という人物の探りを入れている緋山(岩田剛典)の元へ、赤峰が訪れる。

 緋山に対し「『江越』って誰ですか?志水さんの事件に関係していますよね。その人を探してたんですよね? 無罪にしてもらった見返りに…。全て話してください」と詰め寄る赤峰。そして第1話~第2話で描かれた町工場の社長殺害事件の“証拠”で、緋山がごみ処理施設で捨てたはずの返り血の付いたジャンパーを手に「もう逃しませんよ」と不敵にほほ笑む姿は、明墨のそれだった。