物語は1日目の夕食後の2人きりトークから始まる。副キャプテンに就任して半年の菅原は、梅澤と向き合うとすぐに涙が。「未来を考えるときに(自分は)どうなっているんだろうなと最近考えるようになって、難しいなって」と声を震わせ、「あまりに経験値がなさすぎて」と不安を吐露。
そんな後輩に梅澤は「私も咲月って聞いたときにそこが一番心配ではあったけど、咲月しかいなかったよねと思う。そこは自信を持ってほしいし、ほかのメンバーも同じだと思う。正直まだ先輩たちがい過ぎるし、やりづらさもあると思う」と真剣な眼差しで寄り添う。そして、「咲月が副キャプテンになってくれる前と今じゃ全然違う。今は本当に楽」と本音を伝えると、菅原は涙をこらえながらも「それなら一番うれしいです」とほほ笑んだ。
舞台に立てない場面もあった梅澤に対し、菅原は「ちょっとでも横にいて少しでも負担を減らせたらいいなと思っていた」と自らの思いを吐露。梅澤も「自分のやりたいことを咲月は絶対にあきらめないでほしい。
2日目はお土産屋さん巡りからスタート。人間国宝が手がけた九谷焼に感動したり、箸置きのガチャガチャで偶然おそろいを引き当てて喜んだりと、和やかな時間が流れる。昼食にはまぐろサーモンや加賀カニの釜めしを堪能し、〆には出汁茶漬けも味わった。
午後は金沢・ひがし茶屋街を散策し、2人でおそろいのリング作りに挑戦。作業に苦戦する菅原を梅澤が優しく見守る姿も印象的だった。その後は今シーズン初回の旅人である弓木奈於&中西アルノへのお土産も選び、カフェでひと休みしつつ尾山神社へ。乃木坂46を代表して祈願し、旅はクライマックスを迎えた。
「行きたいところは全て行く。食べたいものは全て食べる。買いたいものはすべて買う」の精神で石川の旅を満喫した2人。梅澤は「咲月とめっちゃ来たかったなと思っていたから、最後に来れると思わなかった。2人じゃないと話せないこともある」と語り、「昨日の咲月の大粒にあふれる涙を見て、任せて!私に!」とキャプテンの背中を見せる。そんな梅澤に菅原も「梅さんが誇りのキャプテンなので、私はその隣が似合う人になります!」と決意を口にし、2日間の逃避行を締めくくった。