『season24』初回拡大スペシャルで届けるのは、シリーズ史上初、“講談”の世界を舞台に展開するミステリー。右京が人間国宝の講談師に弟子入りするという前代未聞のシチュエーションから幕を開ける。
実は15年ほど前、講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎)の屋敷で彼の息子が殺害されるという事件が発生。破門になった元弟子が逮捕起訴され、すでに死刑判決が確定していたが、それが冤罪ではないかという疑惑が浮上。特命係は秘密裏に事件の再捜査をスタートした。
折しも青竜は人間国宝に認定されたばかりの“時の人”だったが、右京は身分を隠して青竜の内弟子となり、屋敷に入り込むことに成功。薫もまた、別のルートで青竜一門に接触。人間国宝の光と影…隠された事件の真相とは。そして、特命係の動きをつかんだ検察トップ検事総長・臥龍岡詩子(余貴美子)はどう反応するのか。娯楽性と社会性が両立した『相棒』ならではの圧巻のミステリーが展開していく。
エンターテイナー、画家、書家などさまざまな顔を持つ片岡。俳優としても、『終着駅』シリーズ(テレビ朝日)の主演を1996年から26年間にわたって務め上げるなど長年、第一線で活躍した。
水谷とは『ザ・刑事』(1990年/テレビ朝日)でタッグを組んで以来、実に35年ぶりの共演。片岡は「オファーいただき、とてもうれしい気持ちでした。水谷豊さんと35年ぶりの共演!ワクワクしました」と、胸躍らせながら撮影に臨んだ心境を告白。人間国宝の講談師という難役にも「講談という新たな世界へ導いていただき幸甚でした」とリスペクトを持って挑んだことを明かした。
水谷もまた、「ご縁があって、再びご一緒できるのは大変うれしいこと。今回は35年ぶりに同じ画面に映るということでワクワクしています」と奇しくも“ワクワク”という同じ言葉で再共演の喜びを語り、片岡と気迫あふれる演技合戦を繰り広げている。
一方、余も『相棒』シリーズ初登場。本作では日本の検察官の最高位である検事総長・臥龍岡詩子として降臨する。「やっとお声掛けいただき、大変ありがたくうれしく思います。以前より、事件の謎解きだけでなく、世相も反映して余韻が残る物語を見て、『相棒』のチームに入りたいと思っておりました」と、念願の参戦であることを打ち明けた。
片岡と同じく、水谷とは『ザ・刑事』以来35年ぶりの共演。今回の撮影では「撮影現場での始まりと終わりには、まずお2人は、スタッフ、キャスト全員と、握手とあいさつ!なかなか出来ることではなく、胸がキュンとなりました」と水谷率いる“チーム相棒”の一体感に感動した様子。
ほかにも初回拡大スペシャルには、阿知波悟美、細川直美、しゅはまはるみ、青柳尊哉ら超豪華ゲストが集結する。
■片岡鶴太郎(瀧澤青竜役)コメント
今回オファーいただき、とてもうれしい気持ちでした。水谷豊さんと35年ぶりの共演!ワクワクしました♪『相棒』は25周年とのことですが、永く継続しております事に大変敬服しておりました。今回参加させていただき、その理由を知りました!脚本の素晴らしさ、“座長”豊さんを中心のスタッフ皆様方の真摯な作品への愛情・取組み、謙虚な姿勢に感激しました。
現場では豊さん・寺脇さんは我々ゲスト陣に対して本当にフレンドリーに接していただき、常にリラックスして芝居が出来るように御配慮いただいておりました。感謝に堪えません!
今回講談という新たな世界へ導いていただき幸甚でした♪重厚な作品になっております♪どうぞ期待を持って楽しみにして下さいませ。
■余貴美子(臥龍岡詩子役)コメント
25周年にして、初めてお役をいただきました。やっとお声掛けいただき大変ありがたくうれしく思います。以前より、事件の謎解きだけでなく、世相も反映して余韻が残る物語を見て、『相棒』のチームに入りたいと思っておりました。
実人生では絶対に就くことのない検事総長というお役。
撮影現場での始まりと終わりには、まずお2人は、スタッフ、キャスト全員と、握手と御あいさつ!なかなか出来ることではなく、胸がキュンとなりました。『相棒』シリーズが長寿たる所以。みんなで良い作品を作りあげたいという、チーム感が羨ましく感じるほどです。
今回も放送は2クール。検事総長の再登場を願っております。先ずは、お見逃しなきよう。
■水谷豊(杉下右京役)コメント
片岡鶴太郎さんとは『ザ・刑事』以来35年ぶりの共演となりますが、ご縁があって再びご一緒できるのは、大変うれしいことです。実は、鶴太郎さん主演の『終着駅シリーズ』も『相棒』と同じ撮影所で収録していたので、撮影が重なったときはスタジオでよく立ち話をしていました。ほかにも僕が鶴太郎さんの個展を拝見したり、鶴太郎さんも僕の映画を見てくださったりと交流はずっと続いていたのですが、今回は35年ぶりに同じ画面に映るということでワクワクしています。
余さんとも35年ぶりの共演になりますが、またじっくりご一緒したいと思っていた方なので、ようやくその願いがかないました。
■寺脇康文(亀山薫役)コメント
鶴太郎さんは、僕にとっては(水谷)豊さんをめぐるライバルなんです。実は先日、豊さんが監督された映画を初日の朝いちばんの回で鑑賞して、豊さんに「見ましたよ!」と電話したのですが、「さっき鶴太郎さんからも電話もらったよ」と言われてビックリ。僕が一着を取りたかったのに負けてしまったんです。しかも撮影所でお会いになると、お2人はいつも楽しそうに笑い合っているので、それがなんとなく悔しくて…(笑)。今回の撮影では、いろいろな意味で鶴太郎さんに負けないように頑張ります!また、余さんは普段はほんわかされているのに、芝居になるとトップまでギアが入って、ものすごい演技をされる方。今回も役に対する集中力は素晴らしかったです。