このイベントは、AIの英語吹き替え技術や吉本興業のグループ会社・FANYが開発したお笑い特化型AI字幕翻訳サービス「CHAD2」などの最新デジタル技術を活用して人気芸人3組のネタを国内外の人に届けるというもの。
ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)、フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)、ロングコートダディ(堂前透、兎)が出演。前半では、漫才に字幕を入れて披露。後半では、あらかじめ収録しておいた漫才動画を、最新AI技術を駆使してまるで出演者が英語を話しているかのように編集。本人たちが、英語に吹き替えた漫才動画を鑑賞した。
ジョックロックやロングコートダディのネタは、まるで本人が英語を話しているかのような、ごく自然な仕上がりに。そして、監修を務めたお笑いコンビ「チャド・マレーン」のチャド・マレーンが「難関」と評したフースーヤのネタ。「オーマイゴッドファーザー降臨」や「ジョージ・クルーニー卵とじ」といった独特のギャグも吹き替えになっていて、田中ショータイムも谷口理も大喜びだった。
公演後の囲み取材で、田中は「『チャーハン、チャーハン』のギャグは以前、YouTubeで海外に向けていろんな国の言葉で作ったことがあるんです」と告白。「昔から海外は視野に入れてたんですけど、今日でボヤけていた視野がはっきりと見えた。これからは“世界のフースーヤ”になりたいと思います」と宣言した。
チャドは『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』について、「お笑いにとっては(大阪・関西)万博より大きな出来事」とアピール。