映画祭での上映時には拍手が鳴りやまず、観客から称賛を浴びた本作。サメ映画がカンヌで上映されること自体が異例とされる中、単なるパニック作にとどまらず、サイコパスの船長という強烈なキャラクターを軸に据えたことで、観客に鮮烈なインパクトを残した。
予告編では、絶望の船上で繰り広げられる恐怖の一端が明らかに。シャークダイビングツアーのガイドであり船長でもあるタッカー(ジェイ・コートニー)は、若き日にサメに襲われた経験から狂信的にサメに取りつかれた男。船内には監禁された女性の姿もあり、異様な狂気が充満する。
主人公は、海を愛するサーファーのゼファー(ハッシー・ハリソン)。サイコパスが仕切る船と人食いザメがうごめく海の間で、逃げ場のない極限状態に追い込まれていく。酒瓶片手に赤パンツ一丁で踊り狂う船長、血の匂いを嗅ぎつけて集まるサメたち――。逃げ場のない“海上密室”で、ゼファーは生還できるのか。
同時に完成した本ポスターには、タッカーの毒牙がゼファーに迫ろうとしている。さらにどこか不安気なまなざしで様子をうかがう男性の姿も。野生のままに暴れ狂うサメの姿が恐怖をあおる。
監督を務めるのは、『ラブド・ワンズ』(2009年)で注目を集めたオーストラリア出身のショーン・バーン。恐怖表現に定評のあるバーン監督が、サメと人間の狂気を掛け合わせた新たなサバイバル・スリラーを描き出す。
主人公・ゼファーを演じるハッシー・ハリソンは、米テキサス州出身。俳優としての活動に加え、世界各地を旅する冒険家としてスカイダイビングやスキューバダイビングを楽しむなど、アクティブな一面も持つ。本作では、その身体能力を生かし、サメとサイコパスという二重の恐怖に立ち向かう迫力のアクションシーンで存在感を発揮している。
またサメに取りつかれた狂気の船長・タッカーを演じるのは、オーストラリア・シドニー出身のジェイ・コートニー。トム・クルーズ主演の『アウトロー』(2012年)で悪役を演じて注目を集め、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013年)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)、『スーサイド・スクワッド』(2016年)、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021年)などに多数出演し、個性的な役を数多く演じている。
共演には、ジョシュ・ヒューストン、ロブ・カールトン、エラ・ニュートンらが名を連ね、リアリティある恐怖と絶望感を構築している。
サメとサイコパスという“二重の恐怖”が襲いかかる極限の海域。映画祭を沸かせた異色のサバイバル・スリラーが、ついに日本上陸を果たす。
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