同作は、とある女性を死なせてしまったユメ(畑)と生きる意欲を失ったその女性の娘・未央(志田)が真実を知らないまま友情を育むオリジナルストーリー。
スピード感あふれる「先が読めない」ストーリーが話題。第1話ではエピソードタイトルが、母を失い悲しみに暮れる未央を励ます意味の「背中を押す」と、未央の母・美郷(榊原郁恵)を物理的に「背中を押す」というユメの対照的な結果を示した。第2話では、献身的にユメを支えていた恋人の佐久間健司(藤井流星)が妻子持ちで、証拠を隠滅するための不法侵入の現場を目撃したおじいさんをトラックに匿うというまさかの展開に衝撃が走った。
「"取り返しのつかなさ"を描くのが上手すぎる」とも評される脚本・弥重氏が、主人公2人の魅力と今後のみどころを明かした。
■脚本・弥重早希子氏 コメント
――放送を受け、反響などはありましたか?
オリジナル作品ということで、普段自分が思っていることなどをプロデューサーの皆さんとあれやこれや、たくさん話しながら作り上げた物語が、素晴らしいキャスト、スタッフの皆様のお力で一つの作品として放送されたことがまずはとてもうれしいです。初回の放送はとても緊張するものですが、キャストの皆様の熱演に、私自身もいつしか緊張を忘れ、どうなっちゃうの……?と物語に没頭して見られたことがうれしかったです。
――畑さん演じるユメと志田さん演じる未央はいかがでしょうか?
ユメは、とにかく間違えてしまうというキャラクターで、一歩間違えるとわざとらしくもなりかねないところを畑さんは素晴らしいバランス感覚で演じてくださっていると感動しました。そして何より、畑さん演じるユメには、常に温かみがある。脚本で想像していたユメよりもずっと脆く優しくて“生物感”のあるユメに、「ユメ、大丈夫……?」と心配になったり、その痛みに共感したり、私も視聴者としてユメの魅力にハマって拝見しております。
未央は、とても難しい役どころだったと思いますが、第1話の登場シーンから「あ、未央だ……」と僭越(せんえつ)ながらものすごくしっくりきました。未央の感情はジェットコースターのように揺れ動きますが、全く異なる感情をとてもうまく、自然につなぎ合わせていただいていて、複雑な未央を地に足ついた女性として、とても魅力的に演じてくださっていると感激しています。
そんな二人だからどちらも捨てがたい……。ユメ派の日もあれば、未央派の日もある。
だからやっぱり、蟹を食べたり、おしゃべりする二人の友情を見守りたい……。
畑さんと志田さんに演じていただいたことで、物語のキーに圧倒的な説得力を与えてくださったと思います。お二人に演じていただけたことが本当にとてもうれしいです。
――第3話以降のみどころを教えてください。
第3話以降もヒリヒリ、ハラハラの展開が続きます。その度に、登場人物たちは、人間の嫌な部分、あまり目を向けたくないような醜い感情を見せることもありますが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、豊かで優しく、どうしようもなく愛おしい一面を見せてくれると思います。時に共感し、時にもどかしさを覚えてしまうような、一癖ある登場人物たちですが、そんな複雑な人物をリアルに演じていただいているキャストの皆様の素晴らしいお芝居をぜひご堪能ください。どうにもこうにも一筋縄ではいかない物語。ご覧いただく皆様の感想も一筋縄ではいかないかもしれませんが、どうぞ自由に見ていただけたらうれしいです。

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