第8話でMEJが向き合うのは、悲惨な一軒家の放火事件。
今回の事件現場では、灯油がまかれていた形跡があったことから、放火事件として捜査を開始。しかし、MEJによる鑑定の結果、発見された遺骨からは春香本人のものしか確認されず、共に命を落としたはずの娘の痕跡が現場から一切見つからないという不可解な事態に直面する。どれほど激しい炎に焼かれたとしても、何らかの痕跡が残るはず…。すべてを焼き尽くす炎の中で、一体何が起きていたのか。遺族の想いに応え、消えた小さな命の行方を探るため、真澄らは、わずかな手がかりを頼りに徹底的な調査を開始する。複雑に絡み合う愛憎の果てに、MEJが導き出す真実とは。
康行役の森岡は、映画『怪物』(2023年)や『テミスの不確かな法廷』(2026年/NHK)など、ジャンルを問わず多様な作品の中で異彩を放つ名バイプレイヤー。妻を突然の火災で亡くし、絶望のふちに立たされながらも、どこか影を感じさせる夫という難役に挑む。物語が進むにつれて変化していく彼の表情から目が離せない。
本作は、日本社会が抱える“死因不明”という闇に真正面から切り込み、“遺された痕跡”を手がかりに、隠された真実とその人が生きた証を解き明かしていく物語。法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」のメンバーたちが、数々の難事件に挑んでいく。
◆森岡龍
Q.本作のオファーを受けて
「オファーを頂戴し、素直にうれしかったです。この入り組んだ事件に、いかに説得力をもたらすことができるだろうか、というのが、台本を初読した感想です。また、“女性たちの強さ”を感じる本でもありました。遺体を手がかりに真実にたどり着くという点が、法医学ヒューマンドラマならではの面白さだと感じます。特に第2話の“俺は生きてる人の声を聴く。お前は亡くなった人の声を聴く”というセリフが印象に残っております。個人的には、フジテレビさんのドラマは“ホーム”という感じがしており、安心して参加できました」
Q.撮影に参加してみて
「ディーン(・フジオカ)さん、瀧内(公美)さんをはじめ、スタッフの皆さんが気持ちよく迎え入れてくださったおかげで、ゲストという立場でありながらも、楽しく、リラックスして撮影に臨めました。松山(博昭)監督は、とてもロジカルに物事を捉えていらっしゃる監督で、改めて、さまざまな解釈を学ばせていただきました。その世界観に久しぶりに浸れたことは、喜ばしく、刺激的な体験でした。また、山口紗弥加さんの現場を盛り上げる姿勢や気遣いも印象に残っております。
Q.視聴者の皆さまへメッセージ
「このドラマは、“いかに体が雄弁であるか”を教えてくれます。生きている/死んでいる、に関わらず、たとえ肉体が葬られ、骨が土に還ったとしても、何かしらの手がかりや残滓(ざんし)は、この世界に遺される。そんな、無限に広がる選択肢の森を、丹念に見つめ、新たな可能性をつかみ取ろうとするMEJチームの皆さんのお仕事ぶりが、やはり本作の最大の見どころかと思います。どうぞ、ご視聴いただけますと幸いです」

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