京都を作品の主な舞台とし、独自の語り口で日本の新しいファンタジーを切り拓く作家・森見登美彦氏の大人気小説『四畳半神話大系』。
次から次へと並行世界を行き来する怒とうの展開から、“舞台化困難”とも言われてきた本作。その初舞台化に挑んだのは、アニメ『四畳半神話大系』で脚本を担当したヨーロッパ企画・上田誠氏。さらに、『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ映画脚本や、2021年上演の舞台版脚本・演出も手がけるなど、森見作品を熟知した上田氏が、“森見ワールド”ならではの独特な言葉のリズムと混沌とした世界を色濃く描き出した。
そして、そんな唯一無二の世界を体現するのは、個性豊かで技巧派な豪華キャストたち。主人公の「私」役を演じる伊野尾は、膨大なセリフ量をよどみなく話し、華やかな風貌とはうらはらに、冴えない大学生っぷりを見事に熱演。明石さん役の加藤史帆、小津役の大窪人衛、羽貫さん役の剛力彩芽をはじめとするキャストたちも、上田氏が創り上げる森見ワールドの住人として、作品世界をリアルに生きている。これらすべてが絶妙にマッチして、観る者を複数の並行世界に誘う。
チケットが手に入らなかったという多くの声に応えて実現した、FODでのPPV配信。理想のキャンパスライフを追い求め、並行世界をさまよう“腐れ大学生”の青春譚(たん)を楽しむことができる。
■キャスト・スタッフコメント
▼伊野尾慧
四畳半から世界へ告ぐ!
みなさん、これは好機です。
当初は全く予定をしていなかったディレイ配信が決定しました!
これは異例中の異例の事だと聞いております。
各関係者が調整と交渉を重ね、なんとかここまでたどりつくことができました。
「劇場で見たい、けど行けない、でも見たい、けど行けない、でもやっぱり見たい……!」
と熱く望んでくださった皆さんの思いがここに結実したのです。
届くはずのなかった
並行世界の果ての果てまで届け
ぎょえーーーーーーーー!!
追伸
上田さんここまでこれましたね!
▼脚本・演出 上田誠(ヨーロッパ企画)
これましたねここまで伊野尾さん!
人生において可能性よりも不可能性を見つめよというのは劇中に出てくるトンチキ師匠・樋口師匠の教えですが、不可能性の果てへと一歩ふみだすと人生の景色は変わるのだなと「私」が教えてくれました。
私とは上田ではなく伊野尾さん演じる主人公の役名が「私」なのです。
「私」がとにかく限界を超えてしゃべり動き悶え歌う劇です。周りの人たちも負けじと動き回り酌み交わし阿呆の限りを尽くします。
騒がしすぎて配神の耳までとどいたようです。ほんとうに感謝にたえません。好機は目の前ですよ。

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