同ミュージックビデオは、ジャケットのアートディレクションも手がけた平野文子氏が監督を務め、ホラー映画から着想を得た独自の世界観で注目を集めるイラストレーター・我喜屋位瑳務氏がキャラクターデザインを手がけている。
同曲は、今夜最終回を迎えるドラマ『鬼女の棲む家』(中京テレビ制作・日本テレビ系/毎週木曜 深0:24)の主題歌。匿名の暴力が渦巻く“現代の闇”を描いたサイコサスペンスで、石田ひかり演じる主人公が、SNSで個人情報を特定し、人々を炎上へ追い込む“鬼女”として暗躍する。ミュージックビデオには、そんなドラマともリンクするようなシーンも含まれており、心の均衡を揺るがし、大人になるにつれ忘れてしまった憧憬を駆り立てるような狂おしい作品に仕上がっている。
■平野文子氏 コメント
このミュージックビデオは、岡崎京子さんの漫画『PINK』を読んだときのような気分で作りました。
いつの時代も思春期の恋は危ういもの。死にたいとか殺したいとか口走りながら、本当の死はまだ遠いところにある。
ファンタジーの中にはいつも死があって、心の逃げ道みたいに、ときに優しく、ときに意地悪に寄り添っている。
主人公の女子高生は、自分の中の平凡さに飽き飽きしていて、狂気に恋をしている。
大人になったら、こんなことで泣いたりしない。
一日中空想の世界にいることもなくなっていく。
でも時々思う。
大人だって、本当は大人のふりをしているだけなのかもしれない。
心なんて、案外あの頃からあまり成長していない。
だからhitomiは、こんな歌を書いてしまうのかもしれない。
大人だって、たまには海へ行って大声で泣いてもいい。
本当は裸足のまま、どこへだって走って行けるはずなのだから。


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