2日放送されたNHKの音楽番組『うたコン』で、5月31日に悪性リンパ腫のため亡くなった歌手の菅原洋一さんを追悼した。

 谷原章介はあいさつの後、「先月31日、菅原洋一さんがお亡くなりになっていたことがわかりました」と伝え、「『うたコン』には去年2025年7月1日にご出演いただき、とても深いやさしい、温かい声で包んでくださいました。
あの声に包まれなくなるかと思うと、とてもさびしい思いがいたします」と故人を偲んだ。「心より哀悼の意を表します」と述べ、出演していた水谷豊らとともに深く頭を下げた。

 菅原さんは、1933(昭和8)年8月21日生まれ、兵庫県加古川市出身。18歳で国立(くにたち)音楽大学に入学。大学卒業後の58(昭和33)年、タンゴバンドの早川真平とオルケスタ・ティピカ東京に入団し、タンゴ歌手としてデビュー。デビュー10年目に当たる67(昭和42)年、65(昭和40)年にレコードの裏面(A面は「恋心」)として発売していた「知りたくないの」が有線放送から火が付き、表面で再リリースすると80万枚突破の大ヒットとなり、その年末の「第18回紅白歌合戦」に初出場した。

 その後も白組のエース歌手として88(昭和63)年まで、オリジナルのヒット曲はもちろんのこと、タンゴの「ラ・クンパルシータ」やシャンソン「愛の讃歌」などを歌唱し、連続22回出場の記録を打ち立てました。68(昭和43)年には「誰もいない」で「第10回日本レコード大賞」歌唱賞、70(昭和45)年には「今日でお別れ」で「第12回レコード大賞」を受賞した。

 きょう6月2日、日本歌手協会事務局が菅原さんの死去を発表した。92歳だった。
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