■最適解は性別で異なる
6月になりました。新年度分の住民税が給与から引かれ始め、手取りの目減りを実感している読者もいるかもしれません。

多くの人が不安に感じる”老後のお金”問題。なかでも年金は、いつ、いくらもらえるのかが見えにくく、心配の種になりやすいものです。本稿では、その不安をたしかな備えに変えるための知識を、専門家の視点から整理した3本を厳選しました。
1本目で、元国税専門官の小林義崇さんが示すのは、年金の受給開始年齢をめぐる「最適解」です。受給を遅らせるほど月額は増える一方、長生きしなければ得にはなりません。66歳でも75歳でもない、損得の分かれ目はどこにあるのか。しかもその答えは男女で異なるといいます。小林さんが男女別に試算した結果を明かします。
2本目では、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんが、光を当てるのは「ねんきん定期便」の落とし穴についてです。そこに記されているのは税や社会保険料を引く前の"額面"で、実際の手取りはもっと少ない……。その差に気づかず月2万円も足りないと青ざめた60代夫婦の例から、数字との向き合い方を解説します。
そして3本目は、作家の橘玲さんが、「ねんきん定期便」に隠された衝撃の事実を伝えています。
定期便では、一見するとこれまで納めた保険料の2倍程度の年金が将来、受け取れるような記載がされています。しかしここに誤解がありあります。実は、会社負担分の保険料が記載されていないのです(※)。では、その分は一体どこに回っているのか……。厚生年金に隠された「不都合な真実」を辛口に解き明かします。
(※)「ねんきん定期便」から事業者負担分を消してしまうという国家の詐術はSNSなどで批判され、厚労省は2025年4月から、「事業者も加入者と同額の保険料を負担している」旨を記載することになった。だが労使合計でいくらの保険料を支払ってきたかの金額表示はなされず、不都合な事実はいまも隠されたままだ。
正しい知識を身に着けて、老後の不安を解消しましょう。
結局、年金の"一番お得な受給年齢"は何歳か…「66歳でも75歳でもない」元国税専門官が男女別に算出した最適解
(2026年2月26日公開)
年金はいつから受給するのがお得なのか。元国税専門官の小林義崇さんは「年金のお得な受給開始年齢は男女で違う」という。書籍編集者の梅田直希さんが聞いた――。<続きを読む>

「ねんきん定期便」の数字を信じてはいけない…60代夫婦が「月2万円も足りない」と真っ青になった理由
(2026年1月30日公開)
年金額の「手取り」は想像より少ないかもしれない。
ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは「ねんきん定期便に記載されているのは“額面”の金額であり、手取り金額ではない。実際には、所得税や健康保険料などが差し引かれて支給される」という――。<続きを読む>

やはり厚生年金は割が悪すぎる…厚労省がひた隠しにする「ねんきん定期便」に極小の字で書かれる不都合な真実
(2026年1月21日公開)
日本の財政不安が広がっている。その根本原因が増大を続ける社会保障給付にあることは論を俟たない。作家の橘玲さんは「年収600万円のサラリーマンなら、手取りの8割を消費に回したとして、概算で消費税負担は約38万円。社会保険料は労使合計で180万円におよぶ。どちらが家計を圧迫しているかは言わずもがなだろう」という――。<続きを読む>

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