~物流現場のDX推進で、EC市場を支えるラストワンマイルの課題解決とハイタッチなサービスの実現へ~

 アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃、以下「アスクル」)はこのたび、独自に開発した配送管理システム「とらっくる(仮称)」(以下「とらっくる」)の提供を本格的に開始します。
 本システムは自社物流によって蓄積されたビッグデータ等を活用して開発し、アスクルも活用しているもので、2020年9月より段階的にアスクル物流のラストワンマイルを担う配送パートナーに開放してきましたが、コロナ禍で急拡大を続けるEC市場を支える配送パートナーの業務負荷軽減や複雑化する配送サービスの品質維持向上を目指し、本格的にオープン化することとしました。

 アスクルは物流現場のDX推進を積極的に進めることで、引き続き高まる配送需要の課題を解決するとともに、ハイタッチなサービスを実現してまいります。

■配送管理システム「とらっくる」の内容、およびシステムオープン化の背景
 新型コロナウイルス感染症の影響で日用品 EC の利用者が増加傾向にあるなか、時間帯指定配送や置き場所指定配送などハイタッチな配送サービスのニーズは高まっています。今後もEC市場は拡大することが見込まれ、より複雑化した配送サービスが求められることが予測されます。時間帯指定配送など従来サービスに加え、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で拡大した置き場所指定配送サービスなど、きめ細やかな配送サービスを行うには、配送状況の可視化や柔軟な対応を行うための配送管理システムの活用が不可欠といえます。その一方で、大手キャリア以外では配送管理システムを保持していない配送パートナーも多く見られます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21550/228/resize/d21550-228-959588-1.jpg ]

 
 アスクルはお客様のニーズに応じた配送サービスを行うと同時に、配送パートナーの業務負荷軽減とサービスの平準化を目指す必要があると考え、このたび自社が活用している配送管理システムを配送パートナーにオープン化することとしました。
これにより、配送パートナーに委託する際にも自社物流によって蓄積されたビッグデータを活用したシステム搭載のスマートフォン端末を用いれば、ナレッジ(配送先の駐車スペースなどの情報)や道路の混雑状況なども加味した配送ルート計画自動生成、配達日時変更や不在再配達依頼などの機能活用により、スムーズに従事いただけます。またアスクルはシステムと端末が一体化された「とらっくる」活用により、お客様対応のサービス品質の平準化が実現できます。


■「とらっくる」活用で実現する、配送業務の負荷軽減

[画像2: https://prtimes.jp/i/21550/228/resize/d21550-228-823176-2.jpg ]

 「とらっくる」を活用する配送パートナーには、本システム搭載のスマートフォン端末を貸与します。ドライバーは端末を用いて、配送ルート計画作成のほか、お届け先に関するドライバーナレッジ情報、日時変更や不在再配達依頼の情報確認など配送に関わるあらゆる業務が対応でき、柔軟な対応が求められる配送業務の負荷軽減を実現します。

◇「とらっくる」搭載のスマートフォン端末画面イメージ(置き場所指定配送対応画面)

[画像3: https://prtimes.jp/i/21550/228/resize/d21550-228-120689-3.jpg ]

◇「とらっくる」活用の様子

[画像4: https://prtimes.jp/i/21550/228/resize/d21550-228-963563-4.jpg ]

 
 アスクルは、「とらっくる」を活用する配送パートナーを中心に“アスクル配送プラットフォーム”によるネットワークを構築し、物流のDX推進を通じて急拡大するEC市場に向けパフォーマンス向上を目指してまいります。
※本取組に際し、電気通信事業法に基づく届け出を実施しております。


※本リリースに掲載の情報は発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますのでご了承ください。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ