2018年から日本代表を率いてきた森保一監督。集大成となる2026年ワールドカップでは優勝を目指す。
カタールで行われた2022年ワールドカップでは強豪ドイツとスペインを撃破し、『ドーハの歓喜』と呼ばれる快挙を成し遂げた。
森保監督は、1993年10月にあった『ドーハの悲劇』の経験者でもある。
勝てば日本が初めてワールドカップに出場することができたイラクとの運命の一戦。終了寸前に痛恨の失点を喫して、本大会行きを逃すと、ピッチにいた当時の森保選手もその場に崩れ落ちた。
その森保監督は、NHKの『新プロジェクトX』に出演。
いまの代表選手たちにもドーハの悲劇が共通認識としてあるのかと聞かれると、こう明かしていた。
「ないと思います(笑)
なぜなら、彼らは生まれてなかった…ドーハの悲劇のことは分かっていない世代、選手なので。
(ドーハの悲劇についての話を)一度だけやったことがありますけど、その後に選手たちがYouTubeで調べたりとか、マネージャーたちにドーハの経験ってなに?みたいに…(笑)
そうしているのを聞いて、これはもう2度と使っちゃダメだなと思いました(笑)」
当時まだ生まれていない選手がほとんどなので、話に出すことはやめたそう。
なお、今大会のメンバーで当時生まれていたのは、長友佑都(1986年生まれ)、谷口彰悟(1991年生まれ)、遠藤航(1993年2月生まれ)、伊東純也(1993年3月生まれ)の4人だけ。
日本が2022年大会でスペインを下した一戦で、森保監督の脳裏にはドーハの悲劇がよぎったそう。
「最後の時に私のドーハの記憶が出てきました、残り1分くらいですかね…。
(ドーハの悲劇で足が止まってしまった自分とは違い、ボールを奪いに行く姿勢を見せた今の選手たちを見て)時代は変わったなって思いましたね。
過去の歴史のなかで、日本が最後いい戦いをしていても負けてしまったり、押し込まれたら最後にやられるシーンがたくさんあったなかで、日本の選手たちの成長があったかなと思いますね」
森保監督は、選手たちのマインドが変わったことを実感したそう。
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そのうえで、「彼らの日々の努力は本当にすごくて、色んな挫折を乗り越えて、怪我であったり、責任を負わされたりとか、そういうなかでも地道に努力してプレーしているところを日々見させてもらっているので私自身が一番尊敬している」とリスペクトも口にしていた。
筆者:井上大輔(編集部)
画像出典:Getty Images

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