日本代表と同様に2026年W杯出場を決めている韓国。
今月はアメリカ、メキシコとの連戦を戦うが、初招集されたイェンス・カストロプが注目を集めている。
彼はドイツ1部ボルシアMGに所属する22歳のMFで、ドイツ人の父親と韓国人の母親のもとにドイツで生まれた。
U-21ドイツ代表でのプレー経験があったが、韓国に鞍替えし、「韓国史上初の二重国籍の男子代表選手」になった。
そのカストロプが韓国代表チームに合流した様子を韓国サッカー協会のYouTubeチャンネルが公開。
韓国語がまだ流暢ではないとされるカストロプは、代表スタッフと英語でやり取りしていたが、韓国紙『SPOTV』や『STN』はこう伝えていた。
「『韓国代表の一員として活躍したい』と、初めて代表チームに合流したカストロプは宣言した。まだ韓国語をきちんと話せないものの、チームに貢献したいという強い意志が伝わってくる。
『韓国語でのトレーニングはどのように行われた?』という質問には『ある程度は理解できます。繰り返し言葉を確認しながら練習しました。一番大切なのは、実際に顔を合わせることです』と答えた。
チームメイトの中で会いたい選手がいるかという質問には、『います。ただ、今の自分は韓国代表にいるので、特にその選手と話したいというわけではありません。むしろ、このチームの一員として仲良くしていきたいです』と返答。
韓国代表への適応はまだ始まったばかりだが、すでにチームへの深い帰属意識を感じているようだ」
「韓国語はまだ完璧ではないものの、カストロプは熱心に学習している。公開された動画には、チームに溶け込もうとする彼の姿が映っている。
トレーニングは韓国語で行われた。カストロプは理解しているかのように体を動かし、聞き慣れない用語に遭遇すると、チームメイトの動きを観察し、素早く対応する動作を実行した。
カストロプは、韓国代表として、まだ馴染みのない環境で新たな旅に乗り出している。太極旗の意味を理解しながら、ゆっくりと歩みを進めている」
チームに馴染もうとする姿勢を好意的に受け止めているようだ。
韓国は6日にアメリカ、9日にメキシコと対戦する。