20日、『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)の第2話が放送され、平均視聴率は世帯4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことを各メディアが報道。初回放送から1.4%のダウンとなった。


 2話では、1話から視聴者のイライラが貯まっていた主人公の夫に、更に怒りの声が集まった。

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 同ドラマは原作のない完全オリジナルストーリーで、当初は鈴木京香が主演を務める予定だったが体調不良のため降板、若村が代役に決定し話題となっていた。若村演じる平凡な主婦の浜岡妙子が、顔が似ている大女優・若菜絹代になりすまし生活を送る姿をコミカルに描く、“なりすましコメディー”だ。若村は、主婦と大女優の一人二役を務める。

 ※以下、一部ネタバレ含む。

 2話では若菜になりすまし謝罪会見を終えた妙子だったが、代役は1度で済まず、今度はなりすましてCM出演をしてくれないかと、若菜の事務所から打診される。
一蹴した妙子だが、若菜の夫・水田夏雄(沢村一樹)や事務所の社長・比嘉莉湖(木村佳乃)からあの手この手で説得され――という展開に。

 華やかな芸能界の一方で、主婦のリアルな日常として妙子のパート先や夫、息子とのシーンも描かれ、共感を集めている同作。2話では、妙子に夫が会社の愚痴をこぼす食事シーンに反響が集まった。

 夫の陽一(マキタスポーツ)は、会社で若手社員を叱ったところ、後にLINEで「納得できない」と送ってきたという。叱った理由は取引先への失礼な行動で「常識がない」と立腹の陽一。話す中で陽一は取引先を「出入り業者」と呼んでおり、靴下を半分脱ぎかけた陽一の足を見ながら妙子は「常識ねえ…出入り業者って言い方も私には失礼に聞こえる」と意見。
すると陽一は妙子の話をさえぎって、「もういいよ、お前に聞いてほしいわけじゃないから」と不貞腐れる。「お前にはわからない話だから、外で働いていないお前にはわからない話だから」とイラついた様子で続け、妙子は「そうね…」と、洗い物を始めた。

 この会話シーンにネットでは怒りの声が殺到。「超絶モラ夫ー!!」「旦那死ぬほどムカつくわ~」「妻は黙って同意してくれる生き物じゃないぞコラッ!」「妻だろうが、『お前』って言うな!」「こんな夫とは一緒に食事をしたくない」「共感してあげないと不機嫌になる夫。あーいるいるww」「ダンナ感じ悪ぅ~!! パートは『働いてない』ことになっちゃうの?」「マキタスポーツ汚れ靴下半分脱いだままなのイラつくー」など、マキタの演技のリアルさに妻たちの感情が爆発していた。

 夫とのシーンが、大女優から見る世界との対比で良いスパイスとなっている同作。
終盤のシーンでは、若菜の夫の部屋で意味深なクーラーボックスが映されるなど、サスペンス要素にも注目されている。