2026年10月19日、中国メディア・第一財経は社説で、累計1775項目に達した中国の食品安全国家標準について、標準と標準を取り巻くシステムをさらに厳格に整える必要があると報じた。
記事は、中国がこれまでに食品安全国家標準を累計1775項目公布し、農地から食卓まで準拠すべき基準が整ったと紹介。
その一方で、現状の課題として、標準同士の重複や矛盾、重要な標準の不足や更新の遅れ、新たな業態への監督の難しさなどを挙げている。
記事は、中国が食品安全分野で「最も厳密な基準、最も厳格な監督、最も厳しい処罰、最も厳粛な責任追及」の「4つの最も厳しい」を掲げており、このうち基準が筆頭に置かれていることに触れ、食品消費が量の確保から安全を求める段階に移った今、基準で「最も厳しい」ことを打ち出すのは必然だとの考えを示した。
その上で、「最も厳しい」を2つの面で実現すべきだと指摘。1つは基準の水準を「最高レベル」にすることとし、業界の企業が主導して基準を作る場合、業界の発展や検査技術の限界を考慮して基準が緩くなるという現状の問題点を挙げた。もう1つは網の目を「最も細かく」することとし、意見公募中の食品安全法改正案が「学校の食品安全」の節を新設したことを例に、社会の関心が高い分野への「小さな切り口」が大きな問題を解決し得ると論じた。
また、記事は標準体系を絶えず「拡充」すべきだとも主張。国家衛生健康委員会と国家市場監督管理総局が先ごろ、食品中の鉛汚染の管理などに関する国家標準と改正票(規格の改訂内容を示すリスト)計50項目を公表したほか、過去1年ほどで新たに加わった国家標準は150項目を超えるなど整備が加速していることを伝える一方で、調理済み食品の国家標準はなお意見公募の段階にあるとして、関心の高い分野での遅れも指摘した。
さらに、最も厳しい基準には厳格な監督や処罰、責任追及の裏付けも必要であるとし、中央政法委員会が先ごろ、食品安全を脅かす犯罪を全過程で厳しく取り締まるよう求める意見を出したことに触れた。
記事は、強制力を持つ食品安全国家標準は食品安全の最低ラインを定めるものだとし、基準の範囲と内容を随時見直すとともに、厳格な執行と厳罰で抑止力を高めることが欠かせないと強調。掛け声ではなく実際の行動が求められると結んだ。(編集・翻訳/川尻)











