中国メディアの参考消息によると、スペインのエネルギー関連メディア「El Periódico de la Energía」は14日、商用電気自動車(EV)市場で中国の数年にわたる努力が報われているとする記事を掲載した。
記事はまず「多くの自動車メーカーがEVの計画を縮小しているにもかかわらず、ここ数カ月間にEVの導入に関して驚くほど前向きなニュースがいくつかあった」と指摘。
商用EV市場については「それほど注目されていないものの、昨年の最後の数カ月で記録的な販売台数となった。中国は数年にわたってこの分野に力を入れており、その努力が報われているようだ」とした。
記事によると、中国では昨年12月、5600台超の中型および大型の電気トラックまたは燃料電池トラックが販売された。これは市場全体の10%に相当する。
記事は「これらは控えめな数字に見えるかもしれないが、大型トラックは電動化が最も困難なセグメントの一つとされる。大型トラックが今後何年にもわたって中国国内の石油需要を増加させると多くの団体が予想していた。市場の10%に達したことは重要であり、乗用車にわずか数年遅れていることを意味する」とした。
記事は「中国の大型トラックのデータには、他にも二つの興味深い話がある」と指摘。