中国を訪問中のドイツのショルツ首相は15日、上海にある同済大学の学生との討論で、「競争を恐れてはならない」と述べた。中国メディアの参考消息が、ドイツのテレビ局「ダス・エルステ」の報道として伝えた。

それによると、ショルツ氏は「日本と韓国の自動車がドイツ市場に参入した際、市場を征服してしまうだろうと言われたが、でたらめだった。現在、ドイツには日本車が存在し、日本にはドイツ車が存在する」とし、「そして同じことが中国とドイツにも当てはまる」と述べた。

ショルツ氏はまた、中国との科学交流の拡大を期待しているとし、「コロナ期間中は接触が大幅に減ったが、それは良くなかった。今は状況が異なる。相互訪問が増えるのと同様に、対話が再び増えることを願っている」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)