天津市交通委員会と北京市交通委員会がこのほど共同で発表した「2025年北京・天津交通移動円滑化向上の取り組み案」は今年、北京・天津間をつなぐ重連運転の高速列車の数と往復数を継続的に増やし、ラッシュ時間帯の輸送能力を高めるほか、北京南駅にスムーズに進入できるルートの改良工事を行うとしている。
北京副都心に建設中の北京城市副中心駅が今年完成する計画で、完成すると、北京市と天津市浜海新区をつなぐ都市間鉄道や北京市と河北省唐山市をつなぐ都市間鉄道の北京に乗り入れる列車を増発して線路の輸送能力を高める条件が整うことになる。

「取り組み案」の道路を使う旅客輸送の面を見ると、天津とユニバーサル・スタジオ・北京を結ぶ初のバスが設置されることになっている。試行地においてさらに多くの路線開通に取り組み、「交通+文化観光」の融合発展が促進されると期待されている。
地域またぎで通勤しているワーカーは毎日、複数の交通機関の乗り換えが必要となる。そこで、「取り組み案」は、交通機関の接続を最適化するとしている。例えば、北京の公共バスと鉄道の乗り換え距離を50メートル以内にする割合を90%に高めるほか、公共交通機関の接続の効率を高め、乗り換えにかかる時間を短縮することを目標に掲げている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)