7月13日、新疆ウイグル自治区博物館で「中華錦綉-“五星出東方利中国” 国宝展」が始まった。デジタル技術を多用した展示は若者の興味を呼んでいる。






日中/中日共同ニヤ遺跡学術調査(中国国家文物局批准・日本文部科学省助成)は1988年五大精神「友好・共同・安全・高質・節約」を掲げ、新疆タクラマカン沙漠ニヤ遺跡で始まった。調査研究が多岐にわたるため、新疆政府・新疆文化庁・新疆文物局・新疆文物考古研究所・新疆博物館・国家文物局・中国社会科学院・中国科学院・北京大・華東師範大、佛教大・龍谷大・関西大・京都造形芸術大・京都市埋蔵文化財研究所・京都大などの多領域の研究者が奮闘した。
双方隊員はリスペクトしあいながら成果を積み上げ、国家文物局発掘許可を取得。1995年第七次調査で“五星出東方利中国”や“王侯合婚千秋万歳宜子孫”錦を発見するなど西域三十六城邦「精絶」と中原王朝のつながりを明らかにし、報告書・国際シンポ・文物展・ネットなどで公開している。今年は“五星出東方利中国”発見30周年、5月に中国切手となり、6月に中国人民銀行より金貨が発行され、そして今回の国宝展。日本側隊長として嬉しい限り。(撮影:楊新才氏)