スイカの旬の季節が到来しました。中国では1人当たり年間50キロ近くのスイカを消費しており、中でもブランド化された小玉のスイカは特に人気が高まっています。
上海最大の果物卸売市場であり重要な集積地である西郊国際農産物取引センターでは、現在、1日平均1000トンのスイカが入荷しており、ピーク時には2000トンにも達します。ブランド化されたスイカには、収穫の時点でQRコードが貼られ、消費者はこのQRコードをスキャンすれば産地や種の情報などを知ることができます。

全国最大のスイカの集荷都市となった広東省東莞市では、全国各地から運ばれてきたスイカが広東・香港・マカオグレーターベイエリア周辺の都市に輸送されて販売されます。スイカの産地は季節ごとに変わり、1月から3月までは海南省、4月から6月ごろまでは雲南省、7月初めには江蘇省塩城市、および西北部の甘粛省と寧夏回族自治区へと移り、10月以降は再び南方に戻って来るとのことです。
また、中国は現在、スイカの栽培面積が2000万ムー(約133万ヘクタール)以上に達し、年間生産量は約6000万トンで安定しています。国連食糧農業機関の統計によると、世界の約60%を占め、世界最大のスイカ生産国・消費国となっているとのことです。(提供/CRI)