独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは10日、世界で紛争が増す中、軍事費が再び過去最高を更新したと報じた。
記事はまず、ノルウェーのオスロ国際平和研究所(PRIO)のデータとして、2024年は36カ国で計61件の、一方が国家である紛争が起きたと説明。
記事はまた、米国に本部を置くNPOの武力紛争発生地・事件データプロジェクト(ACLED)が世界の紛争は過去5年間で倍増したと指摘したことも取り上げた。
記事はさらに、「軍事費も同様に過去最高を記録した」と述べた上で、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)のデータによると24年の世界の軍事支出は2兆7000億ドル(約400兆5000億円)に達したと言及。23年比で実質9.4%の増加だとし、うち米国、中国、ロシア、ドイツ、インドの5カ国で全体の60%を占めたと説明した。(翻訳・編集/野谷)