中国メディアの大象新聞によると、安徽省阜陽市潁上県紅星鎮政府は20日、同鎮の社区(コミュニティー)の職員が葬式改革政策の広報のために世帯訪問した際に不適切な行為があったと報じられたことを受け、おわびする声明を発表した。

同鎮の住民が19日、「わが家のお年寄りがまだ亡くなっていないのに、鎮政府の職員がわが家を訪れて火葬するよう求めた」とする動画をインターネット上に投稿した。

動画には、地面に横たわるお年寄りと、ドアの前に立つ職員、興奮状態になった(お年寄りの)家族が映っていた。

これについて、鎮政府の職員は同日、大象新聞の取材に対し、地元には「死期が近い人を地面に横たえる」習慣があり、職員は当時、葬式改革政策の広報をしていたのであって、すぐに火葬するよう求めたわけではないとし、政策の広報が誤解されたことによるものだと回答していた。

鎮政府は20日の声明で、「この件を高度に重視し、責任者が適時に状況を把握し、意見を聞き取り、社区の同志と共に(この住民の)家を訪問しておわびし、理解を賜るようにする」とした上で、「この件は鎮の葬式改革政策の広報と指導に欠陥が存在することを反映している。この教訓を生かし、方式や方法を改め、実情を踏まえ、葬式改革を着実かつ秩序立てて推進していく」とした。(翻訳・編集/柳川)

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