今年の夏、中国各地の観光市場は引き続き活況を呈しており、テクノロジー感を満載したさまざまな文化観光プログラムが人気を集めている。
上海科学技術館には本物の鉄隕石で作られた「如意棒」が展示されており、来館者が手袋をはめてこの棒に触れると、孫悟空が天界で大暴れするシーンを再現できるようになっている。
山東省煙台市の海洋牧場複合施設「耕海1号」では、5Dドーム映画を見ながら、観客は大海原に抱かれたような感覚を味わえる。子供たちは長い通路を歩きながら、海の生き物と触れ合い、小魚にエサをやったり、ヒトデに触ったりして、青い海の物語の世界に足を踏み入れたような体験ができる。

湖北省武漢市では全国で唯一の懸垂式モノレール「光谷光子号」に乗って、ぶら下がった車両内で「空中散歩」の独特のテクノロジー感、空中の移動、270度パノラマ、全自動運転などのクールなシーンを楽しむことができる。また、子供たちは自分で手を動かして、夢の「未来列車」を設計することもできる。江蘇省太倉市の航空宇宙産業展示センターでは、大型旅客機「C919」をベースにした航空機の機体断面モデルといった大きなものから、専用のデバイスがなければはっきり見ることのできない部品などの小さなものまで、いろいろなテクノロジーが展示されている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)